負荷領域のデジャヴの映画のラストにおいて、2005年に少年岡部と出会った後に突然、R世界線に岡部だけがいる場面が映し出される。そして、岡部の携帯にクリスの音声と映像が送信されてきて、それを受信して岡部が見たかと思えば、突然、クリスがR世界線にやってくる。おまけに事前に説明のないオペレーションノルン作戦まである。その後、岡部とクリスが会話していったら、二人ともSG世界線に戻ってきて終了となる。

TVアニメの最後では、クリスを救出する前に作戦内容が事前に詳細に説明されているし、わけのわからない描写は基本的になかったので、すんなり理解できました。

が、映画のラストでは、作戦内容が事前に説明されていない上に、わけのわからない描写があるので非常に理解しづらいものになっています。

それで、ここではこのR世界線の岡部だけか、岡部とクリスだけいる状態の映画のラストの考察と解説をします。

【2014年6月17日加筆修正】

以下の解説での略語や言葉の意味
RS=リーディングシュタイナー
SG世界線=シュタインズゲート世界線

SG’世界線
=SG世界線という呼称で呼ばれているが、タイムマシンと収束と変動幅がある世界線。SG世界線への出入り口となる世界線でSG世界線に最 も近いが、わずかにずれている世界線。RS獲得の代償がRSの能力者本人に行き、SG以外からSG’に来たときは収束により岡部とクリスが秋葉原の道で必 ず出会う。

SG’’世界線
=SG世界線という呼称で呼ばれているが、タイムマシンと収束と変動幅がある世界線。SG世界線からわずかにずれている世界線。RSを新たに発現し獲得した代償がそのRSの能力者本人以外にいく。

SG’’±δ世界線
=SG’’世界線内の世界線だが、SG’’世界線からわずかにずれた世界線。2005年に少年岡部と少女化し服装変化したクリスが出会っているバーチャルリアリティデジャヴの世界線。

R世界線
=アクティブになることがない世界線で、全状態が未確定。岡部かクリスのどちらか一方だけがいれる世界線。

R’世界線
=アクティブになることがない世界線で、全状態が未確定。岡部とクリスの両方がいれる世界線。

バーチャルリアリティデジャヴ
=肉体はSG世界線にあるのに、精神(視覚と聴覚)の世界線だけが別世界線になり、まるでSG世界線のものを別の世界線のものに変換して見聞きできるゴーグル(視覚情報)とヘッドホン(聴覚情報)をつけて、バーチャルリアリティのようにして見聞きするデジャヴのこと。

仮想的アクティブ世界線デジャヴ
=実際には世界線は移動していないが、仮想的にアクティブな世界線が移動して、肉体はR世界線にあるのに精神だけがその仮想的アクティブ世界線に行って、その世界線の映像情報や音声情報を見聞きするデジャヴのこと。

対称性から要求されるR世界線からSG世界線に行くときのデジャヴトリガーについて

(1)SG世界線に行くのに必要なこと

R世界線⇔SG世界線となるために必要なことより、R世界線からSG世界線に行くには以下の3つが必要となる。

①記憶のゆらぎ=別世界線の記憶の挿入(前段階の描写)
= 記憶の中だけのデジャヴ

これは以下の3種類があり、上から順に起こる必要がある。

・デジャヴを見ていくきっかけとなるデジャヴ
・本来あるべき知っている世界線のデジャヴ
・本来あるべき世界線からわずかにずれて知らない世界線のデジャヴ

②クリスと出会い別世界線の過去で体験した記憶と同じようなことが起こる(トリガー描写)
=実際に起きたデジャヴ

③別世界線でファーストキスをしていること
= ファーストキスのデジャヴがあること

R世界線の映画のラストの時点では、③と別世界線に一時的に肉体が移動するようになるデジャヴはすでに終了しているので、あとは②と、本来あるべき知っている世界線のデジャヴと、本来あるべき世界線からわずかにずれて知らない世界線のデジャヴの3つがない状態である。

・一時的に肉体が移動するようになるデジャヴは、2005年の岡部にSG’世界線のデジャヴを与えた。
・③は2005年の岡部にファーストキスをした。

この3つのうち、とりわけ②の実際に起きたデジャヴであるデジャヴトリガーについて注目してみる。

(2)R世界線からSG世界線に行くときのデジャヴトリガー

①前半:SG世界線からR世界線に行くときのデジャヴトリガー
実際に体験している現実世界でかつ、岡部が基本的にまだそのときにいる世界線のSG世界線で、岡部とクリスがSG世界線にいて、α世界線で起こったことが実際に起こるというデジャヴの発生。

②後半:R世界線からSG世界線に行くときのデジャヴトリガー
実際に体験していないが、限りなく実際に体験しているように感じるバーチャルリアリティのようなデジャヴの中で、かつ実際には体験できないこととして、岡部が基本的にまだそのときにいる世界線のR世界線で、岡部とクリスがR世界線にいて、SG世界線で起こったことが仮想的に起こるというデジャヴの発生。

R世界線はSG世界線を反転したものより、舞台となる世界は反転対称性になり、現実世界ではなく、非現実的世界として、精神(視覚と聴覚)の世界線移動によるバーチャルリアリティデジャヴとなる。


R世界線 SG世界線
岡部だけがいる世界線 岡部以外がいる世界線
非アクティブ世界線 アクティブ世界線
全状態未確定のあの世的存在 多くの状態は確定しているこの世的存在
バーチャルリアリティデジャヴ 現実世界



デジャヴトリガーはR世界線とSG世界線を入れ替えただけの対称性を持つものになる。

R世界線  SG世界線
SG世界線のデジャヴ α世界線のデジャヴ


この前半との反転対称性と対称性から、R世界線からSG世界線に行くときのデジャヴトリガーが②のようになることが要求される。


R世界線の映画ラストの岡部とクリスの4つの状態仮説

(1)岡部とクリスの肉体と視覚・聴覚の世界線

肉体が存在する世界線と、精神(視覚と聴覚)の世界線とは必ずしも一致しない。一致していないとき、精神(視覚と聴覚)は別世界線に移動してデジャヴを見ていることになる。

参照:存在確率の設定

そして、岡部とクリスの二人がいて、それぞれの世界線が取る状態は、SG世界線かR世界線の2つしかない。

 
岡部の肉体 =A 、精神(視覚と聴覚)=B
クリスの肉体 =C 、精神(視覚と聴覚)=D


A、B、C、D= SG世界線 or R世界線

よって、4つのパラメーターがあり、個々のパラメーターは2つの状態しか取らないので2の4乗より全状態は16通りだけある。

(2)確定される状態

対称性から要求されるR世界線からSG世界線に行くときのデジャヴトリガーから、精神(視覚と聴覚)の世界線がR世界線のデジャヴの中で、岡部とクリスがR世界線にいる必要がある。

このことと、アニメ描写から、少なくとも岡部の視界の世界線はR世界線で間違いない。

B = R世界線

クリスはSG世界線の記憶を全て持っており、SG世界線を完全に現実世界と認識できているのと、デジャヴトリガーもないので、クリスの肉体はR世界線に行ける条件を満たしていない。それに、会話内容から推測してもSG世界線で間違いない。

C = SG世界線

以上からBとCの状態だけ確定していて、AとDに関してはどのような状態にあるか必ずしも不明でわからない。

よって、取りうる全状態は、2の2乗で4通りしか考えられないとなる。

 
岡部の肉体 =A 、精神(視覚と聴覚)=R世界線
クリスの肉体 =SG世界線 、精神(視覚と聴覚)=D


(3)岡部とクリスの4つの状態仮説

①A=D=SG世界線
岡部の肉体 =SG世界線 、精神(視覚と聴覚)=R世界線デジャヴ
クリスの肉体 =SG世界線 、精神(視覚と聴覚)=SG世界線


これなら、岡部視点だけラジオ会館にタイムマシンが突き刺さるや、クリス少女化と同じでかつ、岡部だけはデジャヴを見ている状態で、可能性としてありうる。

が、クリスが岡部の見ている世界がわかるかのような会話内容とどうしても矛盾してしまう。

②A=R世界線、D=SG世界線
岡部の肉体 =R世界線 、精神(視覚と聴覚)=R世界線
クリスの肉体 =SG世界線 、精神(視覚と聴覚)=SG世界線


これだと、お互いの世界線が完全に違うので、クリスが岡部と会話することは不可能。

また、岡部もクリスも、肉体の世界線と、精神(視覚と聴覚)の世界線が一致しているので、岡部もクリスもデジャヴを見ていない。対称性から要求されるデジャヴトリガーとして、舞台はデジャヴの中でないといけないので、この可能性はない。

③A=D=R世界線
岡部の肉体 =R世界線 、精神(視覚と聴覚)=R世界線
クリスの肉体 =SG世界線 、精神(視覚と聴覚)=R世界線デジャヴ


これだと、お互いの肉体の世界線が違うので、どうやってクリスが岡部と会話してるのか不明。クリスだけがデジャヴを見ている状態なので、クリスのデジャヴの中だけで勝手に起こっていることになる。

しかしこれだと最初、R世界線に岡部だけいる状態のところに、クリスがやってきたかのような描写が不自然になる。

それに、R世界線に岡部だけいる状態の前に空の描写があります。これはスカイクラッド(空を纏う=神に等しい力を持つ者=RSの能力を持つ岡部)の観測者を意味すると思われ、これから岡部視点になるという意味です。

参照:小ネタ - Steins;Gate/シュタインズ・ゲート 攻略・考察Wiki

デジャヴを見ていないR世界線にいる岡部視点で、SG世界線にいるクリスを見ることは不可能。

よって、この可能性もない。

④A=SG世界線、D=R世界線
岡部の肉体 =SG世界線 、精神(視覚と聴覚)=R世界線デジャヴ
クリスの肉体 =SG世界線 、精神(視覚と聴覚)=R世界線デジャヴ


これなら、クリスにも岡部の見ている世界がわかり会話内容が完璧に設定と矛盾しない。対称性から要求されるデジャヴトリガーとして、舞台はデジャヴの中でないといけないという条件も満たす。また、最後に二人とも視界の世界線がSG世界線に行くのは、お互いにとってSG世界線のデジャヴトリガーだからである。

なお、クリスが見知らぬ世界線のデジャヴを見るはずがないと思ってしまいやすいですが、

「クリスは冒頭の夢の中で、見知らぬ世界線のデジャヴを見ていた」

ので、高い対称性から、最初にクリスがデジャヴを見ていたのなら、最後にクリスがデジャヴを見ていないとおかしいということになります。

つまり、冒頭の夢の中のクリスのデジャヴは、最後にクリスがデジャヴを見ているということの伏線になっていると解釈できるわけです。


以上から、映画のラストは、④の状態であると推測される。

では、何故このような状態になり、映画のラストがあのような描写になったのかを考えていく。


R世界線の映画ラストの簡易解説と疑問点の回答まとめ

まず最初に結論から簡単に書いて、後からそれを詳細に解説していきます。

(1)ラストのストーリー簡易解説

クリスがタイムマシンで2011年に戻ると同時にSG’’世界線からSG’世界線に行き、タイムマシンが消滅し、クリスにRS獲得の代償が全ていくことで存在確率が50%減少させられて、肉体はSG’世界線にあるのに精神(視覚と聴覚)の世界線がR’世界線(岡部とクリスだけいれる世界線)になるバーチャルリアリティデジャヴを見る。

が、岡部の精神(視覚と聴覚)の世界線はR世界線(岡部だけいる世界線)で、R世界線のバーチャルリアリティデジャヴを見ている。

なお、二人の肉体はSG’世界線に存在したままで、二人の視界と聴覚の世界線だけが別世界線となっていて、バーチャルリアリティデジャヴを見ている状態。

それで、二人の視界の世界線は一致しないため、会話できない。ただし、クリスには岡部が見えているし岡部の音声も聞こえるが、岡部にはクリスが見えていないしクリスの音声も聞こえない。

そこで、クリスはオペレーションノルン作戦を考え出す。その作戦概要は、テレビ電話なら視界と聴覚の世界線が一致しなくても会話できるので、テレビ電話で会話してまずお互いの視界と聴覚の世界線を一致させて直接会話できるようにする。そして岡部にSG世界線のことを話すことで思い出させて、視界と聴覚の世界線もSG世界線に戻すというものだった。

オペレーションノルン作戦が実行に移されて、クリスが岡部にテレビ電話をかけて、岡部がテレビ電話を見ることで、SG世界線のことを思い出してかつクリスを間接的に観測することに成功したので、二人の視界と聴覚の世界線がR’世界線のバーチャルリアリティデジャヴになって一致する。そのため、岡部とクリスはお互いに会話したり見ることができるようになる。

SGの数式から説明するとこれは、「世界を動かす鍵は岡部とクリス、二人の携帯電話であり、二人の携帯電話がつながり鍵が重なる状態となるので、同時に二人の精神の世界線もつながる(一致する)」という演出である。

そして、二人が同じR’世界線のデジャヴを見ている中で、秋葉原の道で二人が出会ってすれ違い少し会話するという、SG世界線で起こったことと同じことが起こるというSG世界線のデジャヴが起こって、「RSが封印されること」で二人の視界と聴覚の世界線もSG世界線に戻ってくる。

つまり、二人ともバーチャルリアリティデジャヴを見なくなり、元のSG世界線が見えるようになった。

これが最後に突然、わけのわからないことが起こっていることの簡易解説である。

(2)岡部とクリスの状態変化まとめ

①クリスが2011年に行く前(世界線=SG’’世界線)

岡部の存在確率=25%、クリスの存在確率75%
 
岡部の肉体 =SG’’世界線 、精神(視覚と聴覚)=R世界線デジャヴ
クリスの肉体 =SG’’世界線 、精神(視覚と聴覚)=SG’’世界線


②クリスが2011年に行った後(世界線=SG’世界線)

岡部の存在確率=40%、クリスの存在確率50%
 
岡部の肉体 =SG’世界線 、精神(視覚と聴覚)=R世界線デジャヴ
クリスの肉体 =SG’世界線 、精神(視覚と聴覚)=R’世界線デジャヴ


③クリスがTV電話して、TV電話を岡部が見た後(世界線=SG’世界線)

岡部の存在確率=50%、クリスの存在確率50%
 
岡部の肉体 =SG’世界線 、精神(視覚と聴覚)=R’世界線デジャヴ
クリスの肉体 =SG’世界線 、精神(視覚と聴覚)=R’世界線デジャヴ


④秋葉原の道で岡部とクリスが出会うSG世界線のデジャヴ発生後
(世界線=SG世界線)

岡部の存在確率=100%、クリスの存在確率100%
 
岡部の肉体 =SG世界線 、精神(視覚と聴覚)=SG世界線
クリスの肉体 =SG世界線 、精神(視覚と聴覚)=SG世界線


①~④のデジャヴは全てバーチャルリアリティデジャヴである。

(3)ラストのストーリーでの各種疑問の簡易答え

岡部がSG世界線にいた理由 2005年の岡部にSGデジャヴを与えた
秋葉原で岡部を見つけた方法 TVアニメとの対称性から本人的には偶然
世界線的には収束(運命)
クリス視界R’世界線移動原因 RSの負荷(RS獲得の代償)
岡部視界がR世界線の理由 前半との反転対称性
クリス視界R’世界線になる原因 R世界線はクリスダメかつ
(SG+R)/2 = R’世界線
テレビ電話を使った 無機物によるテレビ電話なら
音声と映像で会話可能
オペレーションノルン作戦 テレビ電話+記憶思い出しでSG世界線へ
テレビ電話映像が見えていく 存在確率上昇で視界の世界線が移動演出
二人の視界の世界線が一致理由 テレビ電話で記憶を思い出し存在確率上昇と
波の重ね合わせによる干渉で一つの波
記憶思い出し作戦 SG世界線の存在確率上昇
R’世界線の存在根拠 クリスコメントと前半との対称性
背景が変わっていく 存在確率上昇で視界の世界線が移動
SG世界線に完全に戻る理由 前半との反転対称性で
SG世界線の実際に起こったデジャヴ
かつRSの封印



R世界線にいる岡部だけか岡部とクリスだけの映画のラストの完全解説

(1)岡部(肉体)がSG世界線にいた理由 
= 2005年の岡部にSG世界線でファーストキスをしてSGデジャヴを与えたから

基本はR世界線にいてSG世界線に完全に移動していない岡部のSG世界線における存在確率は、以下のようになっている。存在確率の数字は適当。

  存在確率 精神(視覚と聴覚)の世界線 肉体と記憶の世界線
  0 R世界線 R世界線

 25 SG’’±δ世界線(デジャヴ)かSG’’世界線
(本来はR世界線)
SG’’世界線(本来はR世界線)

 40 R世界線(デジャヴ)かR世界線 SG’世界線かR世界線

 50 R’世界線(デジャヴ)かR世界線 SG’世界線かR世界線

100 SG世界線 SG世界線


・(デジャヴ)は、バーチャルリアリティデジャヴを意味している。

①のときは、岡部の存在が完全にR世界線に行ったとき。
②のときは、本来はR世界線にいるのだが、観測されていたために一時的にSG世界線にいる2005年の岡部に、SG’’±δ世界線のバーチャルリアリティデジャヴを与えたとき。
③のときは、2005年の岡部にSG’’±δ世界線のバーチャルリアリティデジャヴを与えた後の状態で、映画のラストで2011年のR世界線に岡部だけがいる状態のとき。岡部の肉体はSG’世界線にあり、精神(視覚と聴覚)はR世界線のバーチャルリアリティデジャヴを見ている。
④のときは、映画のラストで2011年のR世界線の岡部にテレビ電話した後の状態で、R’世界線に岡部とクリスだけがいる状態。岡部の肉体はSG’世界線にあり、精神(視覚と聴覚)はR’世界線のバーチャルリアリティデジャヴを見ている。
⑤のときは、岡部の存在が完全にSG世界線に行った映画のラストのとき。


R世界線にいる岡部は、

①存在確率  0 → 視界は     R世界線、肉体と記憶は   R世界線

という状態で、この状態の岡部には干渉できない。
なので、2005年に岡部の存在が確定している以下のときに、

⑤存在確率100 → 視界は    SG’’世界線、肉体と記憶は  SG’’世界線

岡部に干渉してSG’’世界線でファーストキスをして少女化クリスのSG’’±δ世界線のバーチャルリアリティデジャヴを与えた。
そのときの状態は以下である。

②存在確率 25 → 視界はSG’’±δかSG’’世界線、肉体と記憶は  SG’’世界線

SG’’世界線でファーストキスをして少女化クリスのSG’’±δ世界線のバーチャルリアリティデジャヴを与えたことで、岡部のSG世界線での存在確率が全時間で上昇することになった。

参照:存在確率の設定

少女化クリスのSG’’±δ世界線のバーチャルリアリティデジャヴは、前半で言うと、ラジオ会館にタイムマシンが突き刺さっているα世界線の仮想的アクティブ世界線デジャヴと反転対称性を持っている。

つまり、前半はα世界線の仮想的アクティブ世界線デジャヴを見たことで存在確率が減少し、SG世界線から一時的にR世界線に行ってデジャヴを見るようになる。後半はSG’’±δ世界線のバーチャルリアリティデジャヴを見たことで存在確率が上昇し、R世界線から一時的にSG世界線に行ってデジャヴを見るようになる。

それで、岡部の状態は全時間で以下となった。

③存在確率 40 → 視界は R世界線、肉体と記憶はRかSG’世界線

それで、クリスが2011年にタイムトラベルしたときには、③のSG世界線での存在確率が40%という状態になっているので、岡部はSG世界線で観測されてもおかしくはなく、これならSG世界線にいながら岡部に干渉することができる。

なお、クリスが2011年に行った後の、クリスの状態・存在確率はだいたい以下となっている。

存在確率 50 → 視界はR’世界線(デジャヴ)かSG’世界線、肉体と記憶はSG’世界線

なお、デジャヴを与えると存在確率が変動して岡部のいる世界線が変動するのは、記憶のある場所がその人の存在する世界線を決定しているからである。

参照:Steins;Gateの数式と導出される設定

なので、記憶に影響を与えるデジャヴを与えると岡部の世界線が動く。世界線が動くと岡部の存在確率が変動する。語られていない裏の設定を知らないと、非常に理解しにくいようになっている。


(2)秋葉原で岡部を見つけた方法  
= TVアニメとの対称性から本人的には偶然。世界的には収束(運命)

2011年8月にタイムマシンで戻ってきたクリスが、SG世界線で観測されてもおかしくない状態にある岡部(肉体)を秋葉原で見つけられたのは、TVアニメとの対称性から偶然である。

TVアニメ24話で、クリスが岡部を会いに行ったとき、秋葉原の路上で偶然、岡部と出会った。

秋葉原でTV電話したら偶然岡部を見つける可能性がないのは、アニメ描写からTV電話している場所が岡部の真後ろなので、TV電話する前にすでに目の前にいる岡部を見つけられていないわけがないからである。

また、2005年でもクリスは岡部を偶然見つけている。

なので、以上から偶然見つけた可能性が高い。

【追加】

過去を変えずに記憶や結果を変えて行ったときなどのSG’世界線の収束(運命)により、岡部とクリスは必ず秋葉原の道で出会う。

SGの数式から想いが収束をかけており、クリスは「岡部に存在していて欲しい」と強く想い、過去を変えず記憶を変えるトリガーを行った。それで世界線がSG’’世界線からSG’世界線へと移動した。想いにより動いた世界線は、その想いが叶ったことを本人が観測しないと状態が確定しないので、必ず想いが叶ったことを本人が観測する収束がかかる。

なので、岡部とクリスは必ずSG’世界線の秋葉原の道で出会う収束が働いている。「秋葉原の道」なのは、そこが前世の3000万年以上の前から何度もSG世界線に行くときに出会っている場所だからである。

参照: リーディングシュタイナーが全原因と正体
参照:前世から映画までの世界線変動経路


(3)クリスの視界と聴覚の世界線がR’世界線に移動した原因
= RSの負荷(RS獲得の代償)

R’世界線 = クリスと岡部だけが存在できるR世界線に近い世界線

①冒頭のクリスの夢の中で、その時点ではまだ実際には体験していない2005年のSG’世界線のデジャヴ描写からクリスもRSの能力が少しある。
②クリスのファーストキスは、α世界線の岡部と。
③クリスもタイムリープ1回、タイムトラベル4回でRSに負荷がかかる。

①~③より、クリスにもRSの負荷により、別世界線のデジャヴを見てもおかしくはない条件が揃っている。

実際に、冒頭のクリスの夢の中で、クリスはタイムリープもタイムトラベルもしていないのでRSの負荷はかかっていないのにも関わらず、何故か実際には体験していない別世界線のデジャヴを見ている。

が、同時にR世界線に行く条件は揃っていない。

①SG世界線の記憶が全てあり、SG世界線を現実と認識している。
②RSの能力も少しだけあるが、おそらく完全ではない。
③R世界線へ行くことになるデジャヴトリガーはない。

なので、クリスはR世界線には行かないし行けないが、SG世界線のゆらぎを少しならとらえられて、別世界線のバーチャルリアリティデジャヴを見てもおかしくはない条件は揃っている。

すなわち、クリスの肉体はSG世界線のまま、クリスの精神(視覚と聴覚)の世界線だけ別世界線のR’世界線(岡部とクリスのみ存在可能)に行く同時刻バーチャルリアリティデジャヴが、起こってもおかしくない条件がそろっている。

また、TVアニメとの対称性から考えても、2011年に4回目のタイムトラベルして帰ってきた時点のクリスは、映画の冒頭の岡部とだいたい同じ状態にあるので、クリスもSG世界線のゆらぎをとらえてバーチャルリアリティデジャヴを発生するはずとなる。言うなれば、岡部の状態にクリスの状態が追いついたような状態にある。

よって、クリスの視界と聴覚の世界線がR’世界線に移動した原因は、RSの負荷が原因となる。

【真相追加】

・SG’ 世界線
クリスRS獲得 ⇔ RSクリスの|Sa(記憶)|^2が0.5減少でデジャヴ
岡部 RS獲得 ⇔ RS 岡部の|Sa(記憶)|^2が0.5減少でデジャヴ

・SG’’世界線
クリスRS獲得 ⇔ RS岡部の|Sa(記憶)|^2が0.5減少でデジャヴ
岡部 RS獲得 ⇔ RS岡部の|Sa(記憶)|^2が0.5減少でデジャヴ

本当はクリスのRS獲得の代償が、SG’’世界線では岡部にいっていたのが、SG’世界線に行くことでクリス自身に戻ってきたからである。SG’世界線というのは、RS獲得の代償がRS本人に行く世界線という設定になってます。表の理由であるフェイクに完全に騙されました。

参照: リーディングシュタイナーが全原因と正体


(4)岡部を見てRSの負荷によるバーチャルリアリティデジャヴ
= RSで得た幸福の確認がトリガー

SG世界線にいる岡部(肉体)を見たことで、RSの負荷によるバーチャルリアリティデジャヴ(肉体はSG世界線にいながら精神(視覚と聴覚)の世界線だけR世界線に行き、R世界線のことを観測できてしまう)が発生した原因を考える。

過去改変においては、「幸福量と不幸量の保存則」が適用されて、何かの幸福量を手にするとそれとだいたい同等の不幸量が誰かに襲いかかることになり、何もかも上手くいくように過去改変はできない。

幸福量と不幸量の保存則

全幸福量:ΣAk = E1 >0 (kは人の数、Akはkの人の幸福量)
全不幸量:ΣBk = E2 <0 (kは人の数、Bkはkの人の不幸量)

E1+E2=0

つまり、過去改変で幸福を得るならば、何かを代償にした不幸量がないと得られないということである。

まゆりもクリスも死なず、未来で世界大戦もディストピアも起こらないという多大なる幸福量を手にする代償として、岡部はまず重傷を負うという不幸量を手にした。

クリス生存と第三次世界大戦なし 岡部の重傷
岡部が望んだ幸福量 岡部の不幸量


だが、まだ大きすぎる幸福量に対して不幸量が圧倒的に足りていない。

岡部が重傷になる不幸量とつりあう幸福量はクリスが生存するぐらいであり、膨大な数の人間が死ぬ世界大戦まで起こらないのは、明らかに幸福量と不幸量がつりあっておらず、不幸量が圧倒的に足りていない。

それで、死よりもひどい不幸量として岡部の存在そのものがなかったことにされるという不幸量が岡部に与えられることになった。

つまり、

「RSの負荷によりSG世界線から消失する」

ことになったわけである。

すなわち、RSの負荷とは、RSの力を使って望むような過去改変をしてきた代償のことである。

RSの負荷 = RSの力を使って望むような過去改変をしてきた代償

なので、負荷領域のデジャヴというサブタイトルは、以下のように読み直すことができる。

負荷領域のデジャヴ =
RSの力を使って望むような過去改変をしてきた代償によって見聞きしてしまう、本来は体験できず記憶できない世界線のわずかで強烈な記憶

それで、RSで岡部が望んだ幸福量としてクリスのSG世界線での生存確認をすると、RSの負荷(=RSの力を使って望むような過去改変をした代償)による不幸量として、デジャヴが発生して存在確率が減少することになる。

クリスのSG世界線での生存確認
→ α世界線のデジャヴ発生
→ 岡部のSG世界線での存在確率減少

クリスのSG世界線での生存確認 岡部のSG世界線での存在確率減少
RSで岡部が望んだ幸福量 RSの負荷による不幸量


岡部のSG世界線での存在確率が減少する原因   = RSの負荷
岡部のSG世界線での存在確率が減少するトリガー = α世界線のデジャヴ
α世界線のデジャヴが起こる原因 = RSで岡部が望んだ幸福量の確認

そのため、岡部のデジャヴは全てクリスが原因となっており、クリスが1年ぶりにやってきた2011年8月に突然、岡部がデジャヴを見始めて、α世界線のデジャヴが実際に起こったことで岡部がR世界線に行くことになる。

クリスがRSによる過去改変で得た幸福量は、岡部が存在するようになる世界であり、クリスのRSの負荷による不幸量は、別世界線のデジャヴを見ることで、クリスのSG世界線での存在確率が下がることである。

しかし、未来において世界大戦がなくなるとか、ディストピアも起こらなくなるというような多大な幸福量ではなく、わずかに岡部がSG世界線に存在できるようになるというわずかな幸福量なので、クリスの存在確率が少し下がる程度の不幸量ですむ。

岡部のSG世界線での存在確認
→ R’世界線のデジャヴ発生
→ クリスのSG世界線での存在確率減少

岡部のSG世界線での存在確認 クリスのSG世界線での存在確率減少
RSでクリスが望んだ幸福量 RSの負荷による不幸量


以上から、SG世界線にいる岡部(肉体)を見たことで、RSの負荷によるR’世界線のバーチャルリアリティデジャヴが発生した原因は、RSでクリスが望んだ幸福量として、岡部のSG世界線での存在を確認したことで、RSの負荷(=RSの力を使って望むような過去改変をした代償)による不幸量が発生するためである。

なお、存在を確認しないとRSの負荷による不幸量が起こらないのは、観測しない限り状態は確定しないという観測理論から存在を観測するまでは岡部の状態は不明になっており、RSによる幸福量を得たとは言えないからである。

存在を観測した時点で、RSで幸福量を得たと確定するので、その時点で同時にRSの負荷による不幸量が発生する。


【真相追加】

RSの負荷の正体

・SG’ 世界線
クリスRS獲得 ⇔ RSクリスの|Sa(記憶)|^2が0.5減少でデジャヴ
岡部 RS獲得 ⇔ RS 岡部の|Sa(記憶)|^2が0.5減少でデジャヴ

・SG’’世界線
クリスRS獲得 ⇔ RS岡部の|Sa(記憶)|^2が0.5減少でデジャヴ
岡部 RS獲得 ⇔ RS岡部の|Sa(記憶)|^2が0.5減少でデジャヴ

岡部の消失
= 岡部の存在確率100%
 +岡部RSの負荷       で存在確率が50%減少
 +岡部のRS獲得の代償が岡部にで存在確率が50%減少
= 岡部の存在確率100%
 +クリスのRS獲得の代償が岡部にで存在確率が50%減少
 +岡部 のRS獲得の代償が岡部にで存在確率が50%減少
= 岡部の存在確率0%

岡部RSの負荷
=RSを使用しタイムリープやタイムトラベルによる過去改変の代償
=クリスのRS獲得の代償が岡部にで存在確率が50%減少

クリスRSの負荷
=RSを使用しタイムリープやタイムトラベルによる過去改変の代償
=クリスのRS獲得の代償がクリスにで存在確率が50%減少

以上より、RSの負荷とは、表向きの理由は過去改変した代償なのであるが、裏の理由はRS獲得の代償のことである。より具体的には、RSの力により特定の世界線以外では、RS獲得の代償が全部自分以外にいっていたのが本人にやってくることである。

参照: リーディングシュタイナーが全原因と正体

これも表の理由であるフェイクに完全に騙されていました。

さらに、RS獲得の代償がRS本人に戻ってくるときの特殊事例として、TVアニメとの対称性から以下のことが言えます。

①SG’世界線にたどり着ける直前の世界線で、過去を変えずに結果や記憶を変えるときに、RS獲得の代償の半分がRS本人に戻ってくる。

② ①の後にタイムマシンに乗って未来に行くと世界線が変動して、SG’世界線にたどり着くと同時に、タイムマシンが消滅しさらに代償のもう半分がやってくる。

つまり、岡部を見てRSの負荷ではなく、2011年に行ったと同時にSG’’世界線からSG’世界線に行き、RS獲得の代償がクリスにいくことでR’世界線のバーチャルリアリティデジャヴを見るが正解です。

これも表の理由であるフェイクに完全に騙されていました。

さらに、岡部のRSで望んだ幸福量の確認でRSの負荷によるデジャヴを見るも間違いです。正確には、以下です。

「RSクリスが望んだ想いである『岡部に会ってラブラブしたいという想い』とあるトリガー行為により、SG世界線からSG’世界線、さらにSG’世界線からSG’’世界線へと動き、その想いが完全に叶うまでは世界線を動かせないという収束が働いている。

それで、クリスの想いがだんだんと叶うごとに、つまりクリスが岡部に出会える直前、岡部に出会う、岡部とクリスがラブラブなことをする、というごとに岡部にデジャヴが発生する。クリスの想いが完全に叶った後に、最後に実際に過去に起こったことが起こるデジャヴトリガーで、岡部の存在が完全に移動することになる」

これも表の理由であるフェイクに完全に騙されていました。


(5)岡部視界がR世界線の理由   = 前半との反転対称性

対称性から要求されるR世界線からSG世界線に行くときのデジャヴトリガーから、以下のことがわかっている。

①前半:SG世界線からR世界線に行くときのデジャヴトリガー
実際に体験している現実世界でかつ、岡部が基本的にまだそのときにいる世界線のSG世界線で、岡部とクリスがSG世界線にいて、α世界線で起こったことが実際に起こるというデジャヴの発生。

②後半:R世界線からSG世界線に行くときのデジャヴトリガー
実際に体験していないが、限りなく実際に体験しているように感じるバーチャルリアリティのようなデジャヴの中で、かつ実際には体験できないこととして、岡部が基本的にまだそのときにいる世界線のR世界線で、岡部とクリスがR世界線にいて、SG世界線で起こったことが仮想的に起こるというデジャヴの発生。


よって、前半との一部反転対称性と対称性から、岡部の精神(視覚と聴覚)の世界線は、R世界線である必要があるためと推測される。

つまり、SG世界線からR世界線に行くときは、当然のことながらSG世界線にいる状態からR世界線に行くという描写が必要になるのと同じように、R世界線からSG世界線に行くときは、R世界線にいる状態からSG世界線に行くという描写が必要になるわけである。


(6)クリスの精神(視覚と聴覚)の世界線だけR’世界線になる原因
= R世界線はクリスダメ かつ R’世界線=(SG+R)/2 

岡部とクリスは、二人ともRSの負荷(RS獲得の代償)により、精神、記憶、物質は量子力学的な確率の波となっている。

とりわけ、映画のラストでは、二人の肉体と記憶はSG世界線にあり、精神(視覚と聴覚)だけがゆらいでいて確率の波となっている。

それで、二つの量子力学的な確率の波が重ね合わさると、干渉により一つの波となり、二つの波の中心位置の中間に波の中心がくることになる。

つまり、波の重ね合わせ状態を観測すると、二人の精神(視覚と聴覚)の世界線の中間の世界線で観測されることになる。

観測される世界線
=(クリスの世界線 + 岡部の世界線)/2
=(SG世界線+R世界線)/2
= R’世界線

参照:量子力学的な効果と観測問題の設定

つまり、量子力学的な確率の波の重ね合わせにより岡部とクリスの視界と聴覚の世界線が二人とも同じ世界線のR’世界線になりやすい。

ただし、クリスが岡部だけを観測できていて、岡部はクリスを観測できていないときは、クリスだけが岡部の存在確率の波の干渉の影響を受ける。

何故ならば、岡部はクリスの存在を観測できないので、クリスが存在しないのと同じとなり、クリスの存在確率の波の干渉の影響を受けないからである。

そして、岡部の聴覚と視覚の世界線は、岡部だけが存在できるR世界線であり、R世界線にはクリスを含むSG世界線の全ての人は存在できないので、岡部視点ではクリスとSG世界線の人の存在は観測できない。

よって、クリスの視界と聴覚の世界線だけが、量子力学的な確率の波が重ね合わせによりR’世界線になることになる。


以上から、クリスがSG世界線にいる岡部を見た後の岡部とクリスの状態は以下のようになる。

岡部の存在確率=40%、クリスの存在確率50%
 
岡部の肉体 =SG’世界線 、精神(視覚と聴覚)=R世界線デジャヴ
クリスの肉体 =SG’世界線 、精神(視覚と聴覚)=R’世界線デジャヴ



(7)テレビ電話を使った = 無機物によるテレビ電話なら音声と映像で会話可能

クリス視点の世界線は、R’世界線(岡部とクリスだけ存在可)に移動したが、岡部視点の世界線は、R世界線(岡部だけ存在可)のままである。

岡部しか存在できないR世界線では、クリスやSG世界線の人は存在できないので、岡部視点では、岡部以外のクリスやSG世界線の人の姿(映像情報)と声(音声情報)は観測できない。

一方、岡部とクリスだけ存在できるR’世界線では、SG世界線の人は存在できないので、クリス視点では、クリスと岡部は観測できるが、二人以外のSG世界線の人の姿(映像情報)と声(音声情報)は観測できない。

クリス視点の精神(視覚と聴覚)の世界線はR’世界線(クリスと岡部のみ存在可)
 岡部視点の精神(視覚と聴覚)の世界線はR 世界線(岡部のみ存在可)

視界と聴覚の世界線に存在できないものの存在は、観測できないのである。つまり、R世界線にクリスは存在できないので、視界と聴覚の世界線がR世界線の岡部には、クリスは観測できず会話できない。

それで、クリスには岡部が見えているが、岡部に話かけても会話できない。

なお、クリスが、自分の視界がR’世界線になっても冷静だったのは、自分の視界がR’世界線になったときには慌てていたかもしれないが、その後、クリスが冷静にどのような状況になっているか分析して把握し、何をすれば岡部と会話できて、SG世界線に戻れるか冷静に分析して答えを見つけたからであると推測される。

そして、見つけ出した答えの作戦名が「オペレーションノルン」である。

岡部がクリスの存在を認識・観測できないので、お互いの精神(視覚と聴覚)の世界線が一致していないとクリスはわかったために、そこからテレビ電話をかけて岡部と会話する方法を思いつく。これがオペレーションノルンの第一段階の作戦である。

岡部視点でテレビ電話を受信できるのは、岡部視点の世界でも街灯はついているので、電力エネルギーと光などの電磁波はR世界線でも存在(観測・認識)しているためである。

また、空気は見えないが空気がないと真空になっていて、気圧がないためいろいろなものが破裂してしまうが、そうはなっていないので、空気もR世界線に存在(観測・認識)している。

また、建物や電子機器などの無機物も全てR世界線に存在できている。すなわち、電力エネルギーで動いて電波を受信して空気の振動の音波で会話して、光の映像を映し出す無機物の携帯電話なら岡部視点の世界線であるR世界線とでも会話できるから、テレビ電話をしたわけである。

R 世界線 =岡部や無機物、電気、電磁波、空気などは存在し観測できている。
R’世界線 =岡部とクリスや無機物、電気、電磁波、空気などは存在し観測できている。
SG世界線 =全てが存在し観測できている。

R 世界線視点では、岡部以外のクリスやSG世界線の人は観測できない。
R’世界線視点では、岡部とクリスは観測できるが、SG世界線の人は観測できない。
SG世界線視点では、岡部もクリスも全ての人が観測できる。

お互いの世界線視点で共通して存在するものでないと会話、意思疎通ができない。R世界線視点とR’世界線視点では、電気と電磁波と空気と無機物は共通して存在しているので、携帯電話を使えば会話できるわけである。

両方の世界線視点において、両方ともに存在するものだけ、その世界線視点での容姿、服装、様子として変換されて観測して見たり聞いたりすることが可能。

例:2005年の岡部視点の世界線は、2005年のSG世界線からわずかだけずれた2005年のSG’世界線で、2011年のSG世界線のクリスは、2005年のSG’世界線での少女クリスに変換されて見えることになる。もし、2005年のSG’世界線にクリスがいなければ岡部視点ではクリスは観測できないことになる。

アニメの風景描写から、クリス視点の世界であるR’世界線(クリスと岡部のみ)も岡部とほとんど同様であり、クリスも携帯電話(電力エネルギー×電波×音波×無機物)ならR世界線視点の岡部と会話できる可能性があることに気づいたわけである。

また、ただの電話でないのは、テレビ電話なら、映像と音声により岡部がSG世界線のクリスのことを思い出しやすいためである。SG世界線の記憶を思い出すと岡部のSG世界線の存在確率が上昇する。

なお、テレビ電話で会話できるということから、肉体は同じ世界線にいるということが確定する。肉体が同じ世界線にいないならば、「ラボがなくなるかもしれない」というメールを岡部の携帯に送信しても送れなかった描写から考えても、絶対にテレビ電話はできない。

テレビ電話ができたということは、岡部とクリスの肉体が同じ世界線にあるということの証拠である。テレビ電話ができるということは、精神(視覚と聴覚)の世界線だけが肉体の世界線からずれていてデジャヴを見ているだけの状態だ、ということを強く示す証拠といえる。つまり、本当は二人とも同じSG世界線にいるのだが、デジャヴという幻を見聞きしている状態なので、R世界線などにいるように見えるだけで、実際は同じ世界線にいるからテレビ電話ができるわけである。


以上から、テレビ電話を使ったのは、携帯電話(電力エネルギー×電波×音波×無機物)ならR世界線視点の岡部と会話できる可能性があることに気づいたのと、テレビ電話なら、映像と音声により岡部がSG世界線のクリスのことを思い出しやすいためである。


(8)オペレーションノルン作戦   = テレビ電話+記憶思い出しでSG世界線へ

オペレーションノルンとは運命を司る女神で、スクルド(未来)、ベルダンディ(現在)、ウルド(過去)の全てを意味する言葉。つまり、岡部の存在確率を全時間で変動させて岡部を全時間で存在するように救出する作戦ということである。

①オペレーションノルン作戦の第一段階
映像と音声によるテレビ電話で、岡部と連絡しSG世界線のクリスのことを思い出させることで、SG世界線の存在確率を上昇させて、精神(視覚と聴覚)の世界線を一致させて岡部もクリスのことを観測できるようにする。

②オペレーションノルン作戦の第二段階
クリスのことやラボメンのことを話すことで、岡部にSG世界線のことをいろいろ思い出させて、SG世界線の存在確率を上昇させる。そして、岡部をSG世界線に移動させる。


(9)テレビ電話映像が見えていくのと、二人の視界の世界線が一致理由

テレビ電話で会話できるようになって、岡部がSG世界線のクリスのことを思い出していくにつれて、SG世界線の存在確率が上昇する。それで、岡部視点の世界線がSG世界線よりに移動する上に、テレビ電話越しにR’世界線のクリスを観測・認識することで、クリスの存在確率の波の干渉を受ける。そうすると、波の重ね合わせによりお互いの精神(視覚と聴覚)の世界線が一致するところで世界線の移動が止まることになる。

世界線が動いていると言えるのは、TVアニメでムービーメールは、1話の時点でのβ世界線では砂嵐で見られなかったが、クリス救出に失敗した23話の時点でのβ世界線では映像が見られた。つまり、世界線が動くことで携帯の映像が見られるというTVアニメの演出と同じで、TV電話の映像が見られるようになる描写は、岡部視点の精神(視覚と聴覚)の世界線(つまりデジャヴの世界線)が動いているからである。

このアニメ演出のため、電話のコール音も聞こえないし、電話に出てもいないのにTV電話の映像が流れ始めている。これは完全にアニメ的な演出であり、実際はコール音がして電話を取らないとTV電話はできない。おまけに岡部が後ろを振り向いたとき、クリスは携帯電話すら持っていない。

あの映像がTV電話だというのは、小説にそう書かれていたのと、先程の理屈からもそうであることを強く示唆している。また、本来ならば、先程の理屈から携帯電話のTV電話なら普通に電話できるはずなので、砂嵐映像や電波の受信が悪いような状況はありえない。実際に小説では、いきなりコール音がしている描写がなされている。

つまり、あの携帯電話の電波の受信が悪いかのような映像は、

「世界線が動いているということを視聴者にわかりやすく言いたいためのアニメ的演出」

であって、設定上はありえない描写である。


以上から、クリスがTV電話して、TV電話を岡部が見た後の岡部とクリスの状態は以下のようになる。

岡部の存在確率=50%、クリスの存在確率50%
 
岡部の肉体 =SG世界線 、精神(視覚と聴覚)=R’世界線デジャヴ
クリスの肉体 =SG世界線 、精神(視覚と聴覚)=R’世界線デジャヴ


なお、岡部がSG世界線に戻るために必要なデジャヴの一つである「本来あるべき知っている世界線のデジャヴ」は、岡部が見ているR世界線のバーチャルリアリティデジャヴで、R世界線に岡部だけがいてクリスからテレビ電話がかかってきて見るぐらいまでのデジャヴである。

これで残りの条件は「本来あるべき世界線からわずかにずれて知らない世界線のデジャヴ」と「クリスと出会いSG世界線の過去で体験した記憶と同じようなことが起こる」の2つとなる。


【追加】

映画のラストにおけるSGの数式は以下となっている。

SGの数式(SG’世界線→SG世界線、Sa↑+Sb↑=0↑)
=( 岡部(男) +クリス(女)  )×G1
+( 岡部携帯電話+クリス携帯電話))×G1

{( 岡部 存在確率50%で存在し前世の記憶なしだが別世界線の記憶あり
 + クリス存在確率50%で存在し前世の記憶ありだが別世界線の記憶基本なし 
   が出会う )
+( 岡部 携帯電話存在確率50%で存在
 + クリス携帯電話存在確率50%で存在
   がテレビ電話でつながる )
}× SG’世界線の2011年の秋葉原の道

参照:SGの数式で解き明かされる謎と具体例

映画のラストにおいて世界を動かす鍵は、岡部とクリス、二人の携帯電話であり、二人の携帯電話が重なる状態とならないといけない。それで、SG世界線に行くには、岡部とクリスの携帯電話が重なる=つながるという状況が必要なのである。

それで、テレビ電話がつながると同時に二人の精神の世界線もつながる(一致する)という演出になっている。


(10)記憶思い出し作戦       = SG世界線の存在確率上昇
R’世界線(岡部とクリスだけ存在可能)の存在根拠
=クリスコメントと前半との対称性

TV電話により視点の世界線が一致した岡部がクリスの存在に気づいて振り向いて観測したことで、クリスも岡部が自分のことを観測できるようになったことに気づいたわけである。岡部が振り向いてクリスを観測したときに、クリスも一瞬驚いたような表情になったのは、テレビ電話で会話できるだけでなく、岡部もクリスを観測できるようになったことに一瞬驚いたからの可能性がある。

岡部「おまえ、どうしてここに?」

このコメントを聞いて、完全に岡部がクリスの存在を観測できたことを知って、クリスが自分のオペレーションノルン作戦の第一段階が、上手くいったことにほっとしたようなうれしそうな表情を浮かべる。

クリス「私がきたんじゃない。あんたが戻ろうとしてるのよ。この世界からSG世界線へ」

これは、クリスの肉体は元々SG世界線にあるが、岡部の存在(肉体)がR世界線からSG世界線にきたことと、岡部視点の世界線がR世界線(岡部のみ)から、クリス視点の世界線であるSG世界線よりのR’世界線(クリスと岡部のみ)に移動してきたことを意味している。

R世界線という言葉を使用せずに、あえて「この世界から」という言葉を使っているのもR世界線ではなく、R’世界線(クリスと岡部のみ)にいるためと思われる。

また、前半の本来あるべき世界線からわずかにずれて知らない世界線のデジャヴ(デジャヴトリガーの前のデジャヴ)は、鈴羽とサイクリング、なえが萌郁殺害という本来あるべきα世界線からわずかにずれた知らない世界線のデジャヴであった。

前半との対称性で、岡部がSG世界線に戻るために必要なデジャヴの一つである「本来あるべき世界線からわずかにずれて知らない世界線のデジャヴ」(デジャヴトリガーの前のデジャヴ)は、R世界線からわずかにずれているR’世界線(岡部とクリスだけ存在可能)のデジャヴとなる。

α世界線からわずかにずれた知らない世界線
⇔ R世界線からわずかにずれた知らない世界線(R’世界線)

この前半との対称性からも、R’世界線(クリスと岡部のみ)が存在することを強く示唆しており、映画のラストで突然出てきたように見える設定のようで、実は前半との対称性はしっかり保っているわけである。


岡部のSG世界線の存在確率は、SG世界線の出来事・人を思い出すことで上昇する。岡部のSG世界線の存在確率が上昇すると、岡部視点の世界線がSG世界線の方向に移動する。

そして、クリスと岡部の視点は量子力学的な存在確率の波状態なので、波の重ね合わせにより干渉して一つの波となり、お互いの視点の世界線は、動くときは一緒に一致しながら動くことになる。

クリスが必死に岡部に自分のことやラボメンのことを話すのは、岡部にSG世界線の人物のことを思い出させて、岡部をSG世界線に戻させようとしているからである。TV電話する前に、岡部をSG世界線に戻す方法として考えだしたオペレーションノルン作戦の第二段階である。


(11)背景が変わっていく  = 存在確率上昇で視界の世界線が移動

岡部視点の世界線が、R’世界線からよりSG世界線に近いものへと段々と移動することで、つまり、岡部のSG世界線での存在確率が上昇していくことで、クリスの音声→映像→存在→背景がR世界線(曇り)からSG世界線(晴れ)になどと観測できていき、かつ岡部視点とクリス視点の世界線は一致して動いていく。

すなわち、背景が変わっていったり、クリスが見えるようになるのは、岡部のSG世界線での存在確率が上昇していき、岡部視点の視界の世界線が移動しているためである。

以下にそのときの背景などが変化していく状況を示す。

携帯からクリスの音声が聞こえる

→クリスの砂嵐の携帯映像が見られる状態になる

→クリスの携帯映像はっきり見られる
(ここまでの岡部だけのR世界線のデジャヴが、本来あるべき知っている世界線のデジャヴになる)

→R’世界線のクリスを観測できるようになる

→風景がよりSG世界線に近い状態の少し晴れた状態になる

→クリスと会話し風景がSG世界線と同じ状態のより晴れた状態になる
(ここまでの岡部とクリスだけのR’世界線のデジャヴが、本来あるべき世界線からわずかにずれて知らない世界線のデジャヴになる)

→岡部とクリス以外にいないR’世界線において、クリスと岡部が秋葉原で出会いすれ違い少し会話するという、SG世界線で起こったことと同じことが起こるというデジャヴが発生する。
(クリスと岡部の両方にとってSG世界線に行くデジャヴトリガー)

→岡部とクリスの視点の世界線がR世界線に近いR’世界線から完全にアクティブなSG世界線へと移動し、完全にアクティブなSG世界線を観測できるようになり、秋葉原の大量の人や人が運転している車なども観測できるようになる。また、群集の歩く音も聞こえるようになる。
   
このことから、このバーチャルリアリティデジャヴは、視覚だけでなく聴覚も別世界線のものになっていいて、その別世界線に全てものが変換されて見えて聞こえるとわかる。


以上から、SG世界線のデジャヴ後の岡部とクリスの状態は以下のようになる。

岡部の存在確率=100%、クリスの存在確率100%
 
岡部の肉体 =SG世界線 、精神(視覚と聴覚)=SG世界線
クリスの肉体 =SG世界線 、精神(視覚と聴覚)=SG世界線



(12)SG世界線に完全に戻る理由  
= 前半との対称性でSG世界線の実際に起こったデジャヴでRSが封印

R世界線に完全に行くときは、岡部とクリスが二人きりでクリスが白衣を縫うか、岡部とクリスがキスした後に一度別れてラボで別れる直前に出会う、というα世界線で実際に起こったことがデジャヴとして起こることでR世界戦に移動した。

これとの対称性から、SG世界線に完全に行くときは、SG世界線で実際に起こったことがデジャヴとして起こる必要がある。

よって、クリスと岡部が秋葉原で出会いすれ違い少し会話する、というSG世界線で起こったことと同じことが起こるデジャヴでSG世界線に完全に戻ることになる。

なお、これはクリスと岡部の両方にとってSG世界線に行くデジャヴトリガーであるので、クリスも岡部も同時に視界と聴覚の世界線がSG世界線に行く。

また、岡部が行動してデジャヴトリガーを発生させたので、オペレーションノルン作戦にはなかった可能性がある。


【真相追加】

SG世界線に行けた本当の理由 = RSの封印

・SG’ 世界線
クリスRS獲得 ⇔ RSクリスの|Sa(記憶)|^2が0.5減少でデジャヴ
岡部 RS獲得 ⇔ RS 岡部の|Sa(記憶)|^2が0.5減少でデジャヴ

岡部の復活
= 岡部の存在確率0%
 +クリスRSの負荷で存在確率が50%上昇
 +岡部 のRS封印で存在確率が50%上昇
= 岡部の存在確率0%
 +クリスのRS獲得の代償がクリスにで存在確率が50%上昇
 +岡部 のRS封印        で存在確率が50%上昇
= 岡部の存在確率100%

SG’世界線の後半のクリス
= クリスの存在確率100%
 +クリスRSの負荷で存在確率50%減少
 +クリスのRS封印で存在確率50%上昇
= クリスの存在確率100%
 +クリスのRS獲得の代償がクリスにで存在確率50%減少
 +クリスのRS封印        で存在確率50%上昇
= クリスの存在確率100%


実は、2005年のクリスのファーストキスの過去改変だけでは、SG世界線に戻れない。ファーストキスの過去改変の代償は、RSの負荷の正体から、元々クリスのRS獲得の代償のことである。

だから、ファーストキスの過去改変だけでは、岡部とクリスの存在確率は、RSの獲得の代償により二人とも50%のままになる。

それが、映画のラストで二人ともR’世界線デジャヴを見ている理由である。

R’世界線のバーチャルリアリティデジャヴ
|Sa(精神)|^2≒0.5、|Sa(記憶)|^2≒0.5、|Sa(物質)|^2≒0

RSの獲得の代償により存在確率が50%になったのだから、元のSG世界線に戻るには、RSを消失させてやれば代償により減らされていた存在確率が元に戻ることになる。

というわけで、SG世界線のデジャヴトリガーと同時に、RSが消失して存在確率が50%アップしてSG世界線へと戻っているわけである。

正確には、2010年にSG世界線にたどり着くときにRSを消失させた岡部が、再び2011年に発動していることから、実際は消失ではなく「封印」という形になっている。


ファーストキスを返してもらおうかについて

最後のファーストキスを返してもらおうかという岡部コメントは以下のように考えられる。

2005年に岡部とクリスが出会ったとき、2005年のSG’世界線のバーチャルリアリティデジャヴを見ている岡部視点では、2011年のクリスは少女化したクリス(2005年)の姿で見えていて、2010、2011年の服装と違っていた。

アニメ描写において、クリスの容姿と服装が変化しても岡部は無反応なので、岡部視点では、終始、クリスは2005年の少女化した姿で見えていた可能性が高い。

そう考えると、2010年にクリスと出会ったとき、容姿と服装の違う少女クリスのことを忘れていやすいので、2010年以降のクリスに関する過去の記憶は変わらないとなる。

そのため、2005年に岡部のファーストキスを奪った少女が、クリスであったことに気づいたのは、SG世界線のことを思い出していき、存在確率が上昇していって岡部視点の世界線がSG世界線へと移動していった映画の最後らあたりとなり、クリスにファーストキスを返してもらおうかというコメントにつながったと推測される。


2011年8月にクリスを送り届けた鈴羽はその後どうしたか?

映画では描写されていない鈴羽のその後についてです。

クリスが岡部を助けることを確認できるまで、鈴羽が未来へ戻るわけにはいかないので、それまで2011年8月にいたはずである。

クリスが岡部を助けられた段階でクリスがタイムマシンを作る未来がなくなり、世界線がSG’世界線(タイムマシンと収束あり)からSG世界線(タイムマシンと収束なし)へとわずかに移動して世界が再構築されることで、鈴羽は未来へと戻っているはず。

TVアニメでもタイムマシンがないSG世界線に移動すると同時に鈴羽の存在も再構築されていた。

つまり、TVアニメとの対称性から、この推測で間違いない。


【真相追加】

TVアニメでSG世界線にたどりついた瞬間が、「タイムマシンで8月21日の未来に行って、タイムマシン論文が焼失した瞬間」と誰もが思ってしまう演出のために、間違った推測をしてしまいました。

実際は、「TVアニメでも秋葉原の道で岡部とクリスが出会いすれ違い少し会話した瞬間」にSG世界線にたどりついたのです。

岡部が重傷を負って入院していた世界線は、正確には「収束のないSG世界線」ではなく、「収束のあるSG’世界線」です。岡部の重傷は、RS獲得の代償が岡部本人にいっているためです。つまり、SG’世界線はまだ岡部のRSは封印されていません。SG世界線にたどりついたときに、RSが封印されます。

よって、世界が再構築されることで鈴羽が未来に戻ったタイミングは、「クリスが2005年の岡部にバーチャルリアリティデジャヴを与えた後に、タイムマシンで2011年に戻った瞬間」となります。


アニメ的演出

(1)岡部の携帯の映像は、テレビ電話(小説より)で、砂嵐から映像がはっきり見られる。

岡部の携帯の映像は、小説からあれはテレビ電話をしていたことが判明している。

世界線が動くことで携帯の映像が見られるというTVアニメの演出と同じで、TV電話の映像が見られるようになる描写は、岡部視点の精神(視覚と聴覚)の世界線(つまりデジャヴの世界線)が動いているからである。

こ のアニメ演出のため、電話のコール音も聞こえないし、電話に出てもいないのにTV電話の映像が流れ始めている。ここからしてテレビ電話だとしたら不自然。 また、岡部が振り返ったときに、明らかにクリスは携帯を持っていない。テレビ電話している真っ最中なのに携帯を自分の顔の方に向けて話していないこと自 体、ありえない。

つまり、これは完全にアニメ的な演出であり、実際はコール音がして電話を取らないとTV電話はできないし、クリスは携帯電話を持ってないとおかしい。また、本来は最初からはっきりと音声も映像も見えているはずで、実際に小説ではいきなりコール音が聞こえている。

このアニメ的演出のために、小説からテレビ電話だとわかっていないと、あの携帯映像がテレビ電話だとわかるはずもない描写になっている。

(2)全ての状態が確定しないRやR’世界線でクリスや岡部の存在や風景が観測できること。

これはアクティブな世界線は一つのルールと矛盾する。二人いれば観測が確定する。そんな世界線は基本的にありえない。

が、もしかしたら、岡部一人だけなら観測状態は確定しない。その次にもう一人のクリスがきても、確定しない岡部がクリスを観測しても確定させられない。岡部により確定しないクリスが岡部を観測しても確定させられない。ということかもしれない。

それでも、全ての状態が確定しないその世界線では、お互いの存在や風景は観測できない。

だから小説では、全状態が確定しないが、あくまで可能性の話としてという説明がなされていた。

つまり、

『本来ならばR世界線やR世界線に近いR’世界線は観測できないが、アニメ的演出として観測できているように二人には見えている』

というアニメ的演出である。


映画のラストにおいて、可能な限りの不自然さ、設定の矛盾を取り除いてもそれでも残る不自然さ、設定の矛盾が以下の2点である。

①アニメ的演出1
『電話のコール音は聞こえないし、電話に出てもいないのにTV電話の映像が流れ始める。本来ならば、最初から音も映像もはっきりと見聞きできるはずだが、世界線が移動している演出のため砂嵐映像からはっきりと映像が見られるようになる。テレビ電話しているはずなのに、岡部が振り返ったときに、明らかにクリスは携帯を持っていない』
( 小説からこれはテレビ電話だと判明している )

②アニメ的演出2
『観測できてしまうとアクティブな世界線は一つである設定と矛盾するので本来ならばR世界線やR界線に近いR’世界線は観測できないが、アニメ的演出として観測できているように二人には見えている』
( 小説で可能性の話としてという断りがあるからこれは確定 )


苦労の結晶

映画のラストのアニメ描写と会話がいったいどうなっているかを考察、分析するために、まず、設定の考察と分析手法に分類される記事を全部考えました。

自分勝手な仮定、設定、ストーリーを考えると、前半やTVアニメなどとの対称性が崩れてしまう。常に対称性が成立しているかで、自分の考察、分析の正しさを検証していきました。

他にも映画の描写や会話内容や設定は、間違っている、アニメ的演出である、矛盾しているという仮定をしたい衝動に何度もとらわれた。そうだと仮定すると、何でも自分勝手な考察ができてしまう。なので、映画の描写や会話内容や設定は、間違っていないという前提で分析するように心がける必要がありました。

また、小説の内容も公式設定で正しいと仮定することで、考察内容を補強できた。映画を見ただけでは絶対わからなかったが、小説のおかげで何がアニメ的演出なのかを、自分の判断ではなく小説にもとづいて判断できるようになりました。

それで、以上のような説明になりました。原作者・制作者ではないので、考察内容に間違っている箇所も多々あるでしょうが、少なくともシュタインズゲートのファンの皆様が映画を考察するときの参考資料ぐらいにはなるのではないかと思っております。


【2014年6月17日追記】

間違っている箇所も多いだろうとは思っていましたが、表のフェイクにかなり騙されていました。かなり修正してかなり改善されたと思いますが、それでもまだ考察が間違っている箇所が多々あると思います。

間違った考察を皆様に提供し誠に申し訳ございませんでした。

2014年01月21日 05:52│Comments(0)

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