シュタインズゲート(SG)世界線とは、収束理論に唯一支配されず未来が不確定である世界線という説明が、TVアニメ23話の鈴羽によりなされていた。タイムマシンがありタイムトラベラーが未来からやってくると、未来が確定していて収束する事項が出てくるので、SG世界線では基本的にタイムマシンはない。
にも関わらず、映画の負荷領域のデジャヴのSG世界線では、収束事項もタイムマシンも存在している。
このSG世界線なのにタイムマシンや収束事項がある矛盾についての考察です。

以下の解説での略語の意味
RS=リーディングシュタイナー
SG世界線=シュタインズゲート世界線

矛盾点
未来が確定していないはずのSG世界線なのに、タイムマシンがあり、タイムマシンで過去にやってきたら未来が確定していることになる。収束理論で収束する事項ができてしまう。
SG世界線は、未来が不確定で収束理論に支配されない唯一の世界線という説明と矛盾している。


SG世界線なのにタイムマシンや収束がある矛盾への仮説と考察

岡部がR世界線に行き存在しなくなると、ほんのわずかですが世界線の変動率がずれて、岡部がいないがために必ずタイムマシンが開発される未来がやってきます。

逆に岡部がSG世界線に戻ってくるとほんのわずかですが世界線の変動率がずれて、岡部がいるためにタイムマシンが開発される未来がなくなります。

すなわち、岡部が常に存在する世界線がSG世界線であり、岡部だけ存在しない世界線はSG世界線からわずかにずれた世界線である。

SG 世界線 = 岡部が常にいる世界線。タイムマシンと収束なし。

SG’世界線 
= 岡部だけいないかいなくなる世界線。SG世界線からわずかにずれている。ただし観測されていた時だけ岡部は存在している。必ずR世界線が対で存在しており、SG’世界線に岡部がいないときはR世界線に岡部いる。また、必ずタイムマシンが開発されて、収束がある。

R 世界線 = 岡部だけがいる世界線

以上のように考えれば、岡部がいない世界線は、SG世界線ではなく、SG世界線からわずかにずれた世界線であるのでタイムマシンが開発されて鈴羽がやってきてもおかしくはなく、岡部が常にいる世界線は、タイムマシンが開発されないSG世界線であり、SG世界線の設定と矛盾していないことになります。


しかしながら、映画の最初は、SG世界線に到達した後の話でありかつ、岡部もいるのにタイムマシンで鈴羽がいるのは何故かとなります。

それは以下のSG世界線の特徴・性質が関係しています。

①SG世界線の未来は不確定で収束事項がない。
② ①よりSG世界線の未来においてSG世界線から世界線がずれる可能性がある。

以上のSG世界線の特徴・性質と、TVアニメ24話でSG世界線に到達して、OVA25話でもSG世界線であったという過去の状態は確定していることと、映画の最初に鈴羽がタイムマシンでやっていることから、以下のことが推測されます。

TVアニメ24話でSG世界線に到達して、OVA25話でもSG世界線であったが、まだ観測されておらずSG世界線であることの状態が確定していない映画の最初の段階では、SG世界線であるとは限らず、鈴羽がタイムマシンで未来からやってきているのでSG世界線ではなく、岡部はいるが、必ず岡部は消失してタイムマシンが開発されることが確定しているということです。

TVアニメ24話とOVA25話 = SG世界線
映画の最初            = SG’世界線


以上の推測が正しいならば、映画の中での鈴羽の説明で、SG世界線は不安定でゆらぎがあるや、SG世界線のすぐ近くにR世界線があるという解説は間違いで、正確にはSG世界線ではなく、SG世界線から極わずかにずれた世界線のSG’世界線ということになります。

もし、鈴羽の解説は間違いでないと考えると、以下のように考える必要が出てきます。

SG世界線の呼称
= SG 世界線(タイムマシンと収束なし) +SG’世界線(タイムマシンと収束あり)

というように、SG世界線の呼称を仮定します。

つまり、α世界線やβ世界線が一定の変動幅があったのと同じように、SG世界線も一定の変動幅がある呼称と考える。

SG世界線の変動幅は、大変動以外の年において、タイムマシンがないSG世界線から変動できる世界線の変動範囲である。

このようにSG世界線の呼称を、

タイムマシンと収束と変動幅なしのSG世界線と
タイムマシンと収束と変動幅ありのSG’世界線

を含む世界線の呼称と考えると、鈴羽の解説は間違いではないとなります。


このことを解説すると、大変動以外の年(1990、2000、2010年以外の年)においては、世界線の呼称が変わるような世界線の変動はできない(例:α ⇔ β)という性質があるので、2010年にSG世界線に到達して、2011年になるとその年ではいくら過去改変しようとしても世界線の呼称が変わるほどの世界線の変動はできない。

しかしながら、SG世界線には収束事項がない上に一本の確定した世界線であるため変動幅がない。

なので、SG世界線においてタイムマシンを作ろうとしても作れなくする収束は働かず、必然的にタイムマシンがないSG世界線からタイムマシンがある別世界線にずれてしまう。

が、大変動以外の年においては、世界線の呼称が変わるような世界線の変動はできないので、結果的に、SG世界線と呼ばれる世界線だけどタイムマシンと収束と変動幅があるSG’世界線が存在しないといけなくなる。

その結果、SG世界線という呼称は、タイムマシンと収束と変動幅なしのSG世界線とタイムマシンと収束と変動幅ありのSG’世界線を含む世界線の呼称ということにならざるえなくなる。

以上の理屈、理論のために、タイムマシンと収束と変動幅がある世界線のSG’世界線なのにSG世界線と呼ばれているがために、SG世界線の設定と矛盾しているとしか思えないことになるわけである。

以上のように考えると、SG世界線について矛盾なく説明できることになります。


矛盾なく説明できるSG世界線理論

①SG世界線という呼称
= SG 世界線(タイムマシンと収束と変動幅なし) + SG’世界線(タイムマシンと収束と変動幅あり)
= タイムマシンがないSG世界線から大変動の年以外において変動できる世界線の変動範囲全てがSG世界線で、タイムマシンあり(SG’世界線)となし(SG世界線)含む世界線。

23話の鈴羽のSG世界線 = SG 世界線 = タイムマシンと収束と変動幅なし
映画の 鈴羽のSG世界線 = SG’世界線 = タイムマシンと収束と変動幅あり

②世界線の変化
SG 世界線  岡部が常にいる世界線。タイムマシンと収束と変動幅なし。
SG’世界線 岡部だけいないかいなくなる世界線。
SG世界線からわずかにずれている。
タイムマシンと収束と変動幅あり。
R 世界線 岡部だけがいる世界線。全状態が未確定。
SG’&R SG’世界線がアクティブ、R世界線はアクティブでない。
岡部以外はSG’世界線にいて、岡部だけR世界線にいる状態。


  SG    (24話~映画の最初まで)
→ SG’   (映画の最初以降から岡部がいるまで)
→ SG’&R (岡部が消失したときからタイムリープするまで)
→ SG’   (タイムリープしてきて岡部がいるまで)
→ SG’&R (岡部消失から岡部とクリスがSG世界線に戻るまで)
→ SG    (映画の最後で岡部とクリスがSG世界線に戻ったとき以降)


以上のように考えると、SG世界線であるのに、タイムマシンや収束や変動幅がある矛盾を回避できる。

つまり、SG世界線という呼称で呼ばれる世界線には、
タイムマシンと収束と変動幅なしのSG 世界線と
タイムマシンと収束と変動幅ありのSG’世界線がある。

23話のβ世界線の鈴羽が言っていたSG世界線はSG世界線。
映画のSG’世界線の鈴羽が言っていたSG世界線はSG’世界線のこと。

同じ鈴羽でも鈴羽の言うことが変わってしまっているのは、世界線が違うためである。

また、24話で到達した世界線はSG世界線であり、映画の最初の世界線はSG’世界線であり、別の世界線になっている。

SG世界線もSG’世界線も両方ともSG世界線と呼ばれるが、その特徴は全く違っている。

なので、同じSG世界線と呼ばれる世界線でも説明の食い違う特徴があっても矛盾はしていないということになる。


SG世界線の特徴
①タイムマシンがない。
②収束がない。
③変動幅がなく、一本の確定した世界線しかない。
④状態が確定していない部分は後からでも変えることが可能。
⑤ ③より過去も未来も現在も完全に確定したある一つの歴史、ストーリー、シナリオしかない。
⑥ ②と⑤より、確定したストーリーから少しでもずれることをしようとしても収束が発生せず、SG世界線内に留まろうとする力が働かないので、SG世界線から簡単にずれてしまい、大変動の年以外ではSG’世界線に行く。
⑦ ②と⑥より、SG世界線は収束理論が働かないがゆえに非常に不安定であるのと、全く変動幅がなくたった一つのストーリー通りに世界が動かなければならないために、すぐにSG世界線からずれてしまう可能性を常に秘めている。


SG’世界線の特徴
①タイムマシンあり
②収束あり
③変動幅あり
④ほとんどがSG世界線と同じで、わずかに違うだけ。
⑤収束理論がなく何でもできてしまうSG世界線の暴走を食い止めるために存在する世界線で、大変動の年以外で大きく世界線が変動するのを防いでいる。言うなれば、SG世界線の保護膜であるのがSG’世界線。
⑥ ⑤よりSG世界線の周囲を取り囲むように存在している。


SG’世界線からSG世界線に戻る方法
本来のあるべき確定した一つの歴史、ストーリー、シナリオ、過去、現在、未来になるように、SG世界線から少しだけずれたSG’世界線で、観測された状態は変えずに観測されていない状態を変えることで、SG世界線へと戻ることが可能となる。最低限、タイムマシンがなくなるようにしないとSG世界線にいけない。

例:SG世界線の確定している部分
=クリスもまゆりも2010年に死なない、タイムマシンはない、岡部は常に存在する。
岡部が存在しなくなったりクリスやまゆりが死ぬとタイムマシンが開発される。


世界線における対称性

①映画とTVアニメでの世界線の対称性

映画     ⇔ TVアニメ
SG 世界線 ⇔ SG世界線
SG’世界線 ⇔ α 世界線
R  世界線 ⇔ β 世界線

TVアニメ
=α世界線での出来事がほとんどで、最後にβ世界線に行ってSG世界線へと行く。



映画
=SG’世界線での出来事がほとんどで、最後にR世界線デジャヴを見ているので、擬似的にR世界線に行ってSG世界線へと行く。


②反転対称性となる世界線

SG’世界線 ⇔ R 世界線
α  世界線 ⇔ β 世界線


以上から、世界線の設定においても綺麗に対称性、反転対称性が成立するように設定されている。



以上の考察をさらに発展させて、映画全部の詳細な世界線変動経路を「前世から映画までの世界線変動経路 」の記事で説明しています。


2014年01月20日 14:00│Comments(5)

この記事へのコメント

1. Posted by    2015年08月15日 20:03
3 タイムマシンが作られないという収束なんて言われてない

鈴羽は『WW3が起きてディストピアになるかもしれないけどそれでもシュタインズゲートへ』と言っていたので。

あくまでも『未確定』であって収束しないという『確定』じゃない

さらに付け加えると『もしかすると私(鈴羽)がタイムマシンに乗ってタイムトラベルすることは全世界線での大収束なのかもね』と言っていた。



それにαとβは対ではない
それがもし対だとしたらγ、X、θ、εのアトラクタフィールドはどうなるんだ
2. Posted by 管理人   2015年08月18日 18:23
まず大事なことを教えますと、

「SGでは表の目に見える現象や説明されていることは基本的にフェイクか、嘘が50%本当が50%、あるいは全部の半分ぐらいしか設定などを教えておらず、裏の目に見えない現象や考察によってしかわからないことが多い」

というのがこのSGという作品の基本スタンスです。
なので、作中の解説、説明などを100%真に受けてはダメです。その証拠を以下にあげます。


①歌の「スカイクラッドの観測者」
観測者はいつか 矛盾に気付く
Open The Eyes
(目を開け = 知識を得たり、真理を悟ったりして新しい境地を知る 
 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/216419/m0u/)

②小説の「境界面上のシュタインズゲート:Revirth」の335ページ
「解釈の出来ない者は、観測者たり得ない。・・・ただ、騙されるだけで目を開くことも出来ずに終わる」


では何をもって正しいと判断するかですが、「SGの数式の論理を満たしているかどうか、SGの数式から導かれる収束である対称性や反転対称性が成立しているかどうか」で判断することになります。

何故それで判断するかと言うと、「それがシュタインズゲートというタイトルの言葉から導かれる本当の設定」だからです。
3. Posted by 管理人   2015年08月18日 18:24
> タイムマシンが作られないという収束なんて言われてない

タイムマシンが作られる =収束(未来の確定事項)がある
タイムマシンが作られない=収束(未来の確定事項)がない

という等式が成立するので、SG世界線は「収束がない」またはあらゆることが「未確定」なのだから、SG世界線ではタイムマシンは作られないはずだとなります。

また、作中では述べられていませんが、SG世界線の本質的な性質は、「RSが封印されることで、RSによって起こるあらゆる全ての問題が起こらない世界線」です。

SG世界線    = RSが封印されタイムマシンが作られない世界線
SG以外の世界線 = RSがありタイムマシンが作られる世界線

SG世界線 ⇔ SG以外の世界線

よって、RSが封印されているSG世界線では、タイムマシンが作られる可能性はないと考えるのが基本です。

おっしゃる通り作られる可能性もあるので必ずしも絶対とは言いませんが、最も有力な仮説はどれかというと、作られないはずだということです。

当サイトでは、SGの数式の論理を満たしているかどうか、対称性や反転対称性を満たしているかどうか、作中内容に合致しているかどうか、などで仮説の検証をできるだけ行っております。

そのため、可能性の数だけ仮説を建てて検証もせず終わるということはせず、仮説の検証を行って仮説の棄却を行っていき、最終的に最も有力な仮説だけを取り扱っております。

そのため、仮説が間違っていることもありますし、実際に間違っていると明確に判断できた場合にはすぐに仮説を訂正させてもらっています。このあたりをご了承ください。
4. Posted by 管理人   2015年08月18日 18:24
> 『もしかすると私(鈴羽)がタイムマシンに乗ってタイムトラベルすることは全世界線での大収束なのかもね』

名前でこそSG世界線という名称で呼ばれるSG’世界線やSG’’世界線では鈴羽は未来からやってくるので、世界線の名称的には「全世界線で」と述べても間違ってはいません。間違ってはいませんが、RSが封印されてるSG世界線ではやってこないと予想されてるので完全に100%正しいわけでもありません。

SGではこういう「言葉遊び」というか「一休さんのとんち」のようなことをしばしば行っています。他人を騙すようなごとき行為なので、私は好きではありませんが、SGという作品ではこういう人を騙すようなことが多いのでお気をつけください。


> それにαとβは対ではない

α世界線とβ世界線は、その特徴から反転対称性となる世界線です。

α世界線 = タイムマシン独占、世界の鍵がIBN5100(クリス)とまゆり
β世界線 = タイムマシン公表、世界の鍵がメタルうーぱ(まゆり)とクリス

IBN5100
=@チャンネラークリスにとって必須アイテムPCのレアアイテム

メタルうーぱ
=うーぱ好きまゆりにとって必須アイテムうーぱのレアアイテム

特徴などを反転させたら(鏡に映して反転させるような行為をしたら)対称となる(同じになる)世界線という意味で、反転対称性となる世界線と述べています。
5. Posted by 管理人   2015年08月18日 18:25
> それがもし対だとしたらγ、X、θ、εのアトラクタフィールドはどうなるんだ

残念ながら基本的にTV、映画ぐらいしか見てないのでそのような名称の世界線については、存じ上げません。

存じ上げませんが、反転対称性となる世界線が、だいたいSG世界線を軸にして存在するはずです。あるいは存在を確認できないR世界線のような形で存在するはずです。

なお、私の知る限りでも、公式の作品であっても世界線の名称が違ったり作品や作者によっては、根本となる設定そのものをあきらかに変えていることがあります。ゲーム本編、TV、映画などの根本となる設定(SGの数式の設定)は全部同じですが、それら以外は根本となる設定が違ってたりします。

なのでγ、X、θ、εの反転対称となる世界線はないかもしれません。

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