岡部がR世界線に行ったり、SG世界線に戻ってきたりするために必要なことについての考察と解説をしています。

【2014年6月16日加筆修正】

以下の解説での略語や言葉の意味
RS=リーディングシュタイナー
SG世界線=シュタインズゲート世界線

バーチャルリアリティデジャヴ
=肉体はSG世界線にあるのに、視覚と聴覚の世界線だけが別世界線になり、まるでSG世界線のものを別の世界線のものに変換して見聞きできるゴーグル(視覚情報)とヘッドホン(聴覚情報)をつけて、バーチャルリアリティのようにして見聞きするデジャヴのこと。

仮想的アクティブ世界線デジャヴ
=実際には世界線は移動していないが、仮想的にアクティブな世界線が移動して、肉体はR世界線にあるのに精神だけがその仮想的アクティブ世界線に行って、その世界線の映像情報や音声情報を見聞きするデジャヴのこと。

岡部がR世界線⇔SG世界線と行き来するために必要な条件

(1)映画の中でのR世界線に行く理由と戻す方法の解説

『 鈴羽「他の世界線の記憶、RSの負荷がかかりこの世界線にとどまることが難しくなっているんだ。」

R世界線 = SG世界線から0.000001%だけずれた世界線

まゆりの死の収束からも逃れて、クリスの死の収束からも逃れた唯一の世界線であるSG世界線は、他の世界線よりも不安定でゆらぎが生じ、この世界線のすぐそばにもう一つR世界線が存在している。

世界線漂流の記憶、RSの負荷が大きくなることで、岡部はそのゆらぎを感知してR世界線に移動してしまう。そのため、SG世界線には元々岡部はいなかったことになる。

他の世界線の強力な記憶が引き金となって世界線のゆらぎを感知してしまう。

この世界を現実として観測している岡部倫太郎がゆらいでしまうんだ。

記憶はコントロールできない。どんなに忘れたい記憶でも忘れられないものは自分の意思とは関係なく残っていく。とくに岡部は他の世界線で強力な恐怖や悲しみと数多く会ってきた。それを引き起こしたことによる自責の思いをを強力に記憶に残っている。そして、その記憶と全く同じ人や部屋や町や言葉があふれている。

別の世界線という夢のような夢ではない記憶。現実だけど現実であってはならない記憶。その曖昧さが認識をよりあやういものにしている。

岡部倫太郎は、このSG世界線を現実の世界と認識できずにいる。この世界線だけが他とは明らかに違うということを岡部倫太郎本人に認識させればいい。

他の世界線にはない強烈な記憶を一つだけ植えつける。そうすればこの世界線が他の世界線とはあきらかに違うものとして岡部倫太郎の脳にインプットされてRSの過負荷状態から解放される。

2005年の出来事をまゆりから聞いている。強烈な記憶は、強烈な出来事と関連づけて起こるもの』

(2)岡部がR世界線⇔SG世界線と行き来するために必要な条件

世界線がα世界線⇔β世界線となるために必要なことは、過去改変か過去改変の無効(これも一種の過去改変なので実質過去改変)であった。

今回の映画において、岡部がR世界線⇔SG世界線と行き来するために、必要な作業・描写は、映画内の解説や映画の内容分析から以下となる。

①記憶のゆらぎ=別世界線:Aの記憶の挿入(前段階の描写)
= 記憶の中だけのデジャヴ

これは以下の3種類があり、上から順に起こる必要がある。

・デジャヴを見ていくきっかけとなるデジャヴ
・本来あるべき知っている世界線のデジャヴ
・本来あるべき世界線からわずかにずれて知らない世界線のデジャヴ

②クリスと出会い別世界線:Aの過去で体験した記憶と同じようなことが起こる(トリガー描写)
= 実際に起きたデジャヴ

③別世界線:Aでファーストキスをしていること
= 強烈な記憶で観測者の記憶を特定の世界線に定着させられる。

③×{ ①→② }× ①②③の出来事の世界線のAが現在いる岡部の世界線とは違う世界線(SGならSG以外、RならSG)でかつ全て同じ世界線であること。

という条件が揃うと岡部だけの世界線移動、すなわち岡部の世界線間の存在確率の変動が起こる。


①②③の出来事が全てα世界線で岡部が現在いる世界線がSG世界線だと、SG世界線を現実世界と認識・観測できず記憶が定着できずSG世界線にはいられずR世界線に岡部の存在確率が移動してしまう。

①②③の出来事が全てSG世界線で岡部が現在いる世界線がR世界線だと、R世界線を現実世界と認識・観測できず記憶が定着できずR世界線にはいられずSG世界線に岡部の存在確率が移動してしまう。


ファーストキスをした世界線の重要性とR世界線に行き存在が消える理由

(1)RSを持つ観測者岡部の状態変化とR世界線へと消失する過程

①タイムトラベル等によりRSの負荷状態にある
②SG世界線では2010年8月21日以降しか記憶がない
③重要で忘却されない記憶はファーストキスをしたα世界線にある
④①②③よりRSの能力が暴走してα世界線の記憶がデジャヴとして知覚される
⑤④よりSG世界線を現実世界として観測できづらくなる
⑥α世界線と同じ出来事がSG世界線で起こりα世界線のデジャヴを実際に感じて岡部だけが誰からも観測されないR世界線へ移動する

(2)ファーストキスをした世界線=SG世界線ならSG世界線に
   ファーストキスをした世界線≠SG世界線なら R世界線に

(1)より、SG世界線では2010年8月21日以降しか記憶がなく、岡部にとって重要で忘却されない記憶は、ファーストキスをした世界線となるため、負荷状態にあるRSの観測者の岡部は、ファーストキスをした世界線=SG世界線ならSG世界線に行き、ファーストキスをした世界線≠SG世界線ならR世界線に行くことになる。

すなわち、SG世界線では2010年8月21日以降しか記憶がない岡部だけは、重要で忘却されないファーストキスをした世界線を現実の世界線として認識してしまうことになる。

なので、RSの能力を持つ観測者がファーストキスをした世界線≠SG世界線なら、その観測者だけはデジャヴを与えられると、現在の世界線を現実と受け止めることができなくなりR世界線にその存在が消えてしまう。

ファーストキスをした世界線とSG世界線が同じなら存在がR世界線へと消えることはない。

実際には、ファーストキスでなくても、海馬に強烈な記憶として定着する記憶、思い出なら何でも良いはず。すなわち現在いる世界線を現実と受け止められるその世界線での強烈な記憶があれば良いはずである。

(3)具体的説明

RSの能力を持つ岡部が観測者として自分の望む世界線にたどり着くためにタイムトラベル等をしまくった結果、その反動やいろいろな世界線での記憶が脳に蓄積されまくったりしたため、脳に大変な負荷がかかってしまった。

それだけでなく、RSの能力を持つ岡部には、SG世界線での記憶は、SG世界線にたどり着いた2010年8月21日からしか記憶がなくて、2011年8月の時点では実質約1年分ぐらいしかSG世界線での記憶がない。

RSの能力を持ち他世界線の記憶を持つ変わりに代償として、移動した世界線での記憶は移動した世界線の日からしかなく、それ以前の記憶はない。つまり、SG世界線での2010年8月21日より以前の記憶は、岡部には存在していない。

そして、RSの能力を持ち他世界線で過ごしてきた記憶を持つ岡部にとって重要となる記憶は、α世界線(クリスなどと必死でβ世界戦を目指して苦労した記憶や萌郁とファーストキスした記憶)と、β世界線(幼馴染のまゆりを必死で励ましたりした記憶やクリスを必死で助けた記憶など)にそのほとんどが存在している。

その結果、RSの能力を持ち世界線を移動しまくってそれらの記憶の方が多い岡部にとってSG世界線は、現実の世界として認識しづらい世界となっている。

記憶の中でも最も重要な記憶は、クリスによると

「ファーストキスのような強烈な行為と共に海馬に記憶されたエピソードは、忘却されにくいのよ」

というコメントから、ファーストキスということになる。ファーストキスという強烈な行為は、海馬に強い記憶として忘却されにくい非常に重要な記憶だといえる。

そして、RSの能力を持つ岡部にとって、ファーストキスをした記憶のある世界線というのはたった一つしかない。世界線の収束などで、他の世界線でも同じ時期に同じ相手の萌郁と仮にファーストキスを過去にしていたとしても岡部には記憶がないので意味がない。

岡部のファーストキスは、少なくともアニメでは、α世界線で萌郁とキスしたのがファーストキスである。

従って、

「岡部にとって最も強烈で忘却されにくい記憶というのは、萌郁とファーストキスしたα世界線での記憶」

ということになる。

そして、負荷状態にある岡部は、主にα世界線での記憶ばかりあるクリスと出会ったのがきっかけとなったのか、アクティブな世界線が別の世界線に移動したわけでもないのにRSが暴走して発動してしまい、ファーストキスをした最も強烈で忘却されにくいα世界線での記憶ばかりフラッシュバックのようにデジャヴ(=別世界線での記憶)として思い出されてしまう。

そのデジャヴの中には、α世界線で実際には体験していない出来事ですらまるで実体験したかのようにデジャヴとして認識されてしまっていた。

より正確には、RSの能力が暴走した岡部自身にとっては、それらの別世界線であるα世界線の記憶=デジャヴは、間違いなく別の世界線に移動してその世界線で実体験したかのような感覚を味わっている。少なくともデジャヴの間の時間経過とSG世界線での時間経過は完全に一致しており、デジャヴがよりリアルな体験となってしまっている。

その結果、岡部にとってSG世界線を現実の世界と観測できづらくなり、それと同時にSG世界線の人たちからも岡部をSG世界線に存在する人物として観測できづらくなっていく。

そして、α世界線でクリスとの間で起こった過去の出来事と同じことがSG世界線でも起こったとき、つまりα世界線での出来事のデジャヴを実際に感じたことがきっかけ・トリガーとなって、岡部はSG世界線を完全に現実世界と観測できなくなり、かつアクティブな世界線であるSG世界線の人たちも岡部をSG世界線に存在する人物として完全に観測できなくなる。その結果、岡部だけがSG世界線から誰からも観測できない存在として存在そのものが消えてなくなり、代わりに誰からも観測されない世界線であるR世界線へと岡部だけが移動してしまった。


■【追加】SGの数式から導かれるR世界線に行く真の理由

①記憶のある場所が世界線を決める

②岡部はRSにより別世界線に完全な記憶がたくさん残されている

Steins;Gateの数式と導出される設定より


なので、岡部にデジャヴ(=別世界線の記憶)というトリガーを与えれば、岡部の記憶は別世界線にあると誤って認識してしまう。それで、岡部の世界線だけ別世界線に行こうとするが、アクティブな世界線は一つだけのルールより、岡部だけ非アクティブな世界線に行って消失することになる。


これはあくまで「消失するときのトリガー」であって、実際はクリスと岡部のRS獲得の代償による存在確率50%減少が、全部岡部に行くことで消失している。

さらに「消失することが決定したきっかけ」(=SG世界線から岡部が消失する世界線に移動したきっかけ)は、SG世界線でクリスが岡部に会ってラブラブしたいという想いと、秋葉原の道でクリスと岡部が出会わないというトリガーによって起こっている。

SGの数式(SG世界線→SG’世界線、Sa↑・Sb↑=0)
=( クリス(物質)+クリス(想い) )×G1
=( クリスと岡部が秋葉原で出会わない
 + クリスの岡部に会ってラブラブしたいの想い )
× SG世界線の2011年の7月25日直後のアメリカのクリス自宅

参照:SGの数式で解き明かされる謎と具体例


それで、クリスが岡部に出会ってイチャイチャしたいという想いが叶った後に、岡部が消失している。

これは誰かの想いにより世界線が動くと、その想いが叶ったことを本人が観測しないと世界線を動かせないという収束からくるものである。


このようにSGの数式を解き明かさないと、真の理由はわからないようにできているのがSGという作品なのである。


岡部がR世界線⇔SG世界線と行き来するために必要な条件の個々の要素の具体例

(1)記憶のゆらぎ=別世界線のわずかな記憶の挿入(前段階の描写)
= 記憶の中だけのデジャヴ

①SG世界線→R世界線

・デジャヴを見ていくきっかけとなるデジャヴ
=ラジオ会館にタイムマシンが突き刺さっているα世界線の仮想的アクティブ世界線デジャヴ

・本来あるべき知っている世界線のデジャヴ
=ラボで萌郁がまゆりを殺害しにくるのと、まゆりが電車で死ぬα世界線の仮想的アクティブ世界線デジャヴ

・本来あるべき世界線からわずかにずれて知らない世界線のデジャヴ
=α世界線の0.33からわずかにずれた別世界線で鈴羽とサイクリングと
α世界線の0.5232からわずかにずれた別世界線でなえが萌郁殺害
の仮想的アクティブ世界線デジャヴ

全てα世界線でのデジャヴである。

②R世界線→SG世界線

・デジャヴを見ていくきっかけとなるデジャヴ
=SG世界線からわずかにずれた別世界線であるが、SG世界線内の別世界線で、少女化した(2011年のクリスと比較して容姿と服装が変化した)クリスが岡部と出会うSG世界線のバーチャルリアリティデジャヴ。

こちらは、SG世界線でのデジャヴである。

そうだと言える根拠は、SG世界線ではないα世界線での体験していないデジャヴがSG世界線からR世界線に行くひとつのきっかけになっているのだから、R世界線からSG世界線に戻るきっかけは、SG世界線の体験していないデジャヴでないと辻褄が合わない。

それ以外にもこのことは、理論的に量子力学的トンネル効果とその観測問題により後々に説明される現象である。

参照:紅莉栖(クリス)が少女化し服装変化した謎

・本来あるべき知っている世界線のデジャヴ
=岡部の肉体は一時的にR世界線からSG世界線に移動して、岡部の視覚と聴覚がR世界線になるバーチャルリアリティデジャヴ。R世界線に岡部だけがいてクリスからのテレビ電話を見る。

・本来あるべき世界線からわずかにずれて知らない世界線のデジャヴ
=岡部とクリスの肉体はSG世界線にあるが、視覚と聴覚がR世界線からわずかにずれたR’世界線(クリスと岡部だけいられる世界線)のバーチャルリアリティデジャヴ。クリスと岡部が会話などをする。


(2)クリスと出会い別世界線の過去で体験した記憶と同じようなことが起こる(トリガー描写)
=実際に起きたデジャヴ

①SG世界線→R世界線

・岡部とクリスが二人きりのときに岡部の白衣を縫いかついろいろ会話する(α世界線の出来事)
・岡部とクリスがキスした後、一度別れるものの別れる直前にラボで出会い、クリスが言葉をかけようとする(α世界線の出来事)

②R世界線→SG世界線

・秋葉原でクリスと岡部が出会ってすれ違い会話を少し行う(SG世界線の出来事)

(3)別世界線でファーストキスをしていること
= 強烈な記憶で観測者の記憶を特定の世界線に定着させられる。

①SG世界線→R世界線

・人生で最も大事な時期という強く記憶の残る3週間のうちのα世界線で、萌郁とファーストキス(α世界線)

②R世界線→SG世界線

・2005年の人生でかなり大事なタイミングであるまゆりを助けるイベント前に2011年のクリスとファーストキス(SG世界線)

こうすることで、人生でかなり大事であるまゆりを助けるイベントや岡部にとって重要なキャラ設定である鳳凰院キョーマの設定も、クリスとのファーストキスにより岡部にとって最も強烈で忘却されにくい記憶の一部となり、SG世界線での出来事であると認識、観測しやすい状態を作り上げた。

α・β世界線を漂流した2010年ではダメなのは、α・β世界線を漂流した2010年の重要な出来事の多くはSG世界線では存在しないからと、2010年は大変動の年なので、下手をしたら世界線を大きく変動させてしまうから。

また、萌郁とファーストキスした記憶は2010年でファーストキスとなるためにはそれ以前でないといけない。それ以前でSG世界線で重要な出来事は、まゆりを助けるイベントと鳳凰院キョーマの設定がある2005年しかない。少なくともTVアニメではそれしかない。だから2005年でしかダメだったとなる。

なお、SG世界線の2005年に岡部とクリスがファーストキスした記憶は、RSの能力のある岡部にとってこの出来事は、デジャヴ(=RSのない人にとっての別世界線でのわずかな記憶)と同じとなっている。なぜならば、岡部にはRSの能力のため、SG世界線の2010年8月21日以前の過去のことは知らないからである。


以上を簡単にまとめると以下のようになる。上から順に起こる必要がある。

α世界線のデジャヴ
SG世界線のデジャヴ
α世界線の2010年に
萌郁とファーストキス
SG世界線の2005年に
クリスとファーストキス
ラジオ会館にタイムマシン 少女化し服装変化したクリスと岡部出会う
萌郁がまゆり殺害、まゆりが電車で死ぬ R世界線でクリスとテレビ電話
鈴羽とサイクリング、なえが萌郁殺害 R’世界線でクリスと直接会話
岡部の白衣を縫う、別れる直前に出会う 秋葉原の道で再会する



α世界線⇔β世界線、R世界線⇔SG世界線 となるために必要なこと簡潔まとめ

別世界線でのファーストキスという記憶は、デジャヴと考えられるので、最終的に岡部がR世界線⇔SG世界線となるために必要なことは、以下のようになる。

(1)記憶のゆらぎ=別世界線の記憶の挿入(前段階の描写)
= 記憶の中だけのデジャヴ

(2)クリスと出会い別世界線の過去で体験した記憶と同じようなことが起こる(トリガー描写)
=実際に起きたデジャヴ

(3)別世界線でファーストキスをしていること
= ファーストキスのデジャヴがあること
(α世界線での萌郁とのファーストキスは本来、デジャヴではない。 デジャヴとは全部ではないわずかしか記憶できない部分の記憶のことであるから。が、RSはデジャヴの延長だからデジャヴの一種と考えてよい。 また、RS能力を持つ岡部にとっては、アクティブ世界線の過去の記憶はRSがない人にとってのデジャヴと同じになる)


以上から、簡単にまとめると全て

「デジャヴ」

であるとなる。
よって以下のようになる。


α世界線⇔β 世界線 となるために必要なこと = 過去改変
R世界線⇔SG世界線 となるために必要なこと = デジャヴ

2014年01月20日 04:00│Comments(0)

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