一般的にSTEINS;GATEの考察をするときには、

①作品世界内のルール・設定
②現実の物理学や理論を応用した設定

の2つを主に用いて分析し考察されると思います。
しかしながら、この2つだけでは正確な分析と考察をするのは難しいです。

シュタインズゲートでは、TVアニメと映画でも高い対称性(反転対称性含む)があり、先の2つだけでなく、対称性にもとづいて分析すると非常に分析しやすくなります。この対称性にもとづいて分析することの重要性について解説しています。

【2014年6月16日追記】

以下の解説での略語の意味
RS=リーディングシュタイナー
SG世界線=シュタインズゲート世界線

可逆変化の状態変化で、作用と逆作用の状態変化には必ず対称となる同じ作業が必要

α世界線⇔β 世界線 となるために必要なこと = 過去改変
R世界線⇔SG世界線 となるために必要なこと = デジャヴ

 ( デジャヴ = 別世界線のわずかな記憶 )

参照:R世界線⇔SG世界線となるために必要なこと


物語の前半と後半は、作用と逆作用の状態変化が起こり、対称となる同じ作業・描写が行われることになる。

TVアニメ = 
 前半は過去改変でβ世界線→α世界線へ
 後半は前半の過去改変を無効にする過去改変でα世界線→β世界線へ

映画   =
 前半は α世界線のデジャヴでSG世界線→ R世界線へ
 後半はSG世界線のデジャヴで R世界線→SG世界線へ

  ( デジャヴ = 別世界線のわずかな記憶 )

シュタインズゲートのストーリーでは、高度に前半と後半、行きと帰りで高い対称性を持たせるような作りになっています。つまり、前半と後半、行きと帰りで高い対称性を持つように計算されて作られている緻密なストーリー、シナリオだといえます。


TVアニメ:世界線の変動率 ⇔ 映画:岡部の存在確率

TVアニメでは、世界線の変動率=ダイバージェンスが大事であった。
映画では、岡部の存在確率が大事となっている。

世界線の変動率 と 岡部の存在確率 を置き換えて考えるとTVアニメと映画で高い対称性を持つ。

TVアニメ:世界線の変動率  = 約0 ~   約1%
映画   :岡部 の存在確率 =  0 ~  100%

過去改変により世界線の変動率を変化させる ⇔ 
デジャヴにより岡部の存在確率を変化させる

世界線の変動率の変化により岡部以外は別世界線の記憶の喪失 ⇔ 
存在確率の変化により   岡部についてだけの記憶の喪失

世界線の変動率の変化でも記憶を保持できる = デジャヴかRS
存在確率の変化でも記憶を保持できる    = デジャヴかRS

別世界線の体験したわずかな記憶 = デジャヴ
別世界線の体験した 完璧な記憶 = RS

参照:存在確率の設定


RSあり と RSなし での反転対称性

RSの観測者は、別世界線の体験した記憶は保持できるが、移動した世界線の体験していない過去の記憶は、デジャヴ以外は保持していない。

RSでない者は、別世界線の体験した記憶をデジャヴ以外は保持できないが、移動した世界線の過去の記憶を保持している。

RSあり RSなし
別世界線の体験した記憶あり 別世界線の体験した記憶なし
移動した世界線の過去の記憶なし 移動した世界線の過去の記憶あり
アクティブ世界線の過去デジャヴ 非アクティブな別世界線のデジャヴ


なお、RSありでタイムトラベルやタイムリープを繰り返して、変動率の大きい世界線の移動を行うとRSの力が暴走することあり。


過去改変における幸福量と不幸量の保存則と反転対称性

幸福量と不幸量の保存則

全幸福量:ΣAk = E1 >0 (kは人の数、Akはkの人の幸福量)
全不幸量:ΣBk = E2 <0 (kは人の数、Bkはkの人の不幸量)

E1+E2=0、|E1|=|E2|

よって、E1+E2=0、|E1|=|E2|という、幸福量と不幸量の保存則が成立している。

また、過去改変前をE1’、E2’、過去改変後をE1、E2とすると

E1’(過去改変前の幸福量)⇔E2(過去改変後の不幸量) 
E2’(過去改変前の不幸量)⇔E1(過去改変後の幸福量)

という反転対称性をもっている。


①β世界線 = クリス死亡、まゆり生存
⇔α世界線 = クリス生存、まゆり死亡

②鈴羽は父と出会えるが使命を果たせない
⇔鈴羽は父と出会えないが使命を果たせる

③フェイリスパパは死なないが、フェイリス本人は襲撃されてぼこぼこにされる寸前だった。
また、IBNコンピュータを犠牲にして父が助かった。
⇔フェイリスパパは死ぬが、フェイリス本人は襲撃されない。
また、IBNコンピュータは無事

④るか子は女になれて恋人デートできるがIBNコンピュータを破壊してしまう。
⇔るか子は男のままで恋人デートできないがIBNコンピュータは無事。

⑤萌郁は、IBNコンピュータ調達というFBのミッションを達成できるが、
本人はFBから見捨てられて必ず死んでしまう。
⇔萌郁は、IBNコンピュータ調達できずFBのミッションを達成できないが
本人はFBから見捨てられず死なずにすむ。

⑥クリスは生存しかつ世界大戦は起こらないが
岡部はナイフで刺されて血を大量に出血して重傷を負う。
⇔クリスは死亡しかつ世界大戦は起こるが、
岡部は重傷を負わない。

岡部が重傷になる不幸量とつりあう幸福量は、クリスが生存するぐらいであり、膨大な数の人間が死ぬ世界大戦まで起こらないのは、明らかに幸福量と不幸量がつりあっておらず、これは過去改変なしの結果だけ変えたことによる効果である。

正確にはRSのタイムトラベル観測者により、過去に観測された状態は変えずに過去に観測されていない状態だけ変えたことによる効果である。

が、映画では、幸福量と不幸量がつりあってなさすぎた分の不幸量がまるで襲いかかるかのように、岡部の存在が消失するという形で襲ってきた。

たぶんこれが映画では語られない岡部が消失する本当の裏事情だと推測される。


キャラクターの反転対称性

①岡部とダル

やせ気味 ⇔ 太っている

②まゆりとクリス

巨乳  ⇔ 微乳
天然  ⇔ ツンデレ
感情派 ⇔ 理論派
感性的 ⇔ 理性的

③るか子と鈴羽

男なのに女っぽい ⇔ 女なのに勇敢で男らしい

④フェイリスと萌郁

人付き合い得意 ⇔ 人付き合い不得意

以上は、意図的に相反するキャラを同居させて比較させることで
キャラクターの特徴を際立たせる手法として当たり前のものではある。


TVアニメと映画との対比、デジャヴ、対称性

①TVアニメ =
岡部が原因・トリガーでクリスを殺してしまい、
岡部が観測者となって過去改変を行って世界線を移動し
最終的には過去を変えずに結果を変えることでクリスを助ける物語

Dメール
タイムリープ = セルンクラック × 携帯電話 × 電子レンジ × TV
タイムトラベル= 岡部のクリスを助けられなかったことへの執念がきっかけで
         岡部が作り、鈴羽が未来からやってくる

②映画 =
クリスが原因・トリガーで岡部を消失してしまい、
クリスが観測者となってデジャヴを見させたりして岡部の存在確率を変化させていき
最終的には過去を変えずに記憶を変えることで岡部を助ける物語

Dメールに相当するもの = 未来のクリスまたは鈴羽からのメッセージを鈴羽が届ける
タイムリープ = セルンクラック × 携帯電話 × 電子レンジ × TV
タイムトラベル= クリスが岡部を助けられなかったことへの執念がきっかけで
         クリスが作り、鈴羽が未来からやってくる


デジャヴとタイトルにあるとおり、映画はTVアニメのデジャヴ的存在であり、岡部とクリスの立場を真逆にしたデジャヴとなっている内容、シナリオ、ストーリー展開である。

つまり、岡部とクリスの立場を真逆にすると、TVアニメと映画は多少は違うがかなり高い対称性を持っている。


シュタインズゲートを分析・考察する上で大事なこと

以上の分析結果から、シュタインズゲートは、映画でもいろいろな面で高い対称性を持つようにと、定められた作品世界内のルール・設定(一種の作品世界内の物理法則)と、かつ現実の物理学や理論をできる限り遵守するようにして、緻密で計算されたシナリオ、ストーリー、設定が行われていることがわかる。

そうであるがために、作品世界内のルール・設定と現実の物理学や理論を理解してかつ、対称性を考慮して、論理的に分析していけばある程度理解できるように作られている。

でも時間が短いためか、TVアニメよりわかりづらい描写や非常に展開が早いので、よくよく分析しないとわからないことがある。

いずれにしろ、シュタインズゲートを分析する上で大事になる分析の一つが、「高い対称性」という点にある。

作品世界内のルール・設定や現実の物理学や理論だけで分析、考察しようとするとどこかでつまずくというか壁にぶつかることになると思われます。

「対称性」という観点での分析を入れると負荷領域のデジャヴは分析しやすいものになります。


シュタインズゲートを分析・考察する上で大事なこと

①高い対称性
②作品世界内のルール・設定
③現実の物理学や理論を応用した設定


【追記】Steins;Gateの数式と導出される設定より対称性と反転対称性の収束あり

「Steins;Gate」の暗号を解くことで導かれるSGの数式から、SGを構成する全ては反転対称性を必ず満たすという収束がある。

運命↑ + 石(運命)↑ = 0↑
(ベクトル成分は同じだが反転対称性が成立する別々か同一の運命の組み合わせ)

幸福量+不幸量=0
過去の状態+未来の状態=0
などなど

従って、「対称性」ではなく「反転対称性」が正しいように思えるがそうではない。


『 SGの数式 =(Sa + Sb)× G

SGの数式 =( 対称性 + 反転対称性 ) × SGという作品

対称性 + 反転対称性 = 0 』


以上のSGの数式から、SGを構成する全ては反転対称性が成立するということは、同時に対称性も成立しなければならないということになる。

つまり、

「ある程度は対称性が成立しているが同時に反転対称性も必ず成立していなければならない」

ということになる。

なので、先ほどまであげてきた例において、対称性が成立している部分もあれば、反転対称性が成立している部分もあることになる。


以上から、『SGは対称性と反転対称性の両方を同時に満たさなければならない』という収束があり、対称性と反転対称性にもとづいて分析することは非常に重要である。


2014年01月19日 23:36│Comments(0)

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